【第9回】アーミッシュとメノナイト|グレートレークスとブルーサークルの旅
カナダやアメリカに住んでいるとアーミッシュやメノナイトとと言う方々がどこかに住んでいると聞いたことがあると思います。
アーミッシュやメノナイトの人々が作ったパンや家具はとっても素朴で素敵なものばかり。わざわざ家具を購入して日本に持って帰る人がいるぐらいです。
今回はそんな彼らに出会うことのできるエリアのご紹介をいたします。
そもそもアーミッシュ、メノナイトとは?
元々はヨーロッパのスイスやアルザス地方からアメリカやカナダに移住してきた宗教集団の事をいいます。彼らは19世紀当時の生活を今も続けていて、馬車を利用して素朴で質素な自給自足の生活をしています。
カナダのメノナイト的生活とは?
アーミッシュとメノナイトは一緒の生活をしていると思われがちですが、じつは少し異なります。男女とも服装は大して変わりませんが、戒律が緩く車にのったり、一般のお店で買い物をすることもあります。
アーミッシュ的な生活とは?
新派や旧派の違いがあれど基本的に一般の人たちとの接触はあまりなく、農機具以外には車やトラクターも使いません。旧派は農機具にも車は利用しません。自分たちの学校を持ち独自の信仰を今も続けています。
どこに行けば出会うことができる?
オンタリオ州の西部➡キッチナー、ロンドン、グエルフ近郊、アメリカ中西部➡オハイオ、インディアナ、ペンシルベニア
特にセントジェーコブスには、大きなファーマーズマーケットがあり、多くの人で賑わっています。メノナイト的な生活を見てみたい方は是非お出かけしてみてください。
● St. Jacobs Farmers’ Market
https://stjacobsmarket.com
アンティークモールにお出かけなら
● St. Jacobs Antiques Market
http://www.stjacobsantiquemarket.com
805 King St North St Jacobs ON
宗教上の理由から日曜日は定休日でお休みです。お出かけするなら土曜日をお勧めします。
アーミッシュとカバーブリッジ
アメリカ中西部にはドイツからの移民が多かったこともあり、川にかかる橋にも彼らなりの工夫がされていました。冬が厳しいエリアの橋は橋が痛まない様、屋根がつけられておりカバーブリッジとよばれ中西部にはまだ多くの橋が残っています。カナダの中でカバーブリッジが観れるのは、おそらくここオンタリオ州だけ、メノナイトが住んでいるエリアにだけおそらく残っているはずです。
● West Montrose Covered Bridge
トロントから約90分でカバードブリッジに到着し、大都会からのどかな田園風景が広がります。穏やかな川の流れにかかる橋は、ノスタルジックな雰囲気が流れ、多くのカップルやインスタグラマーが訪れる人気のスポットになっています。
橋の袂にはメノナイトが経営するLost Acre Varietyがあり、ホットコーヒーや素朴なペストリーやパンを買うことができる素敵な場所です。
● Lost Acre Variety
12 Covered Bridge Dr, West Montrose, ON N0B 2V0
初夏を前に青紅葉をみにオンタリオの田舎を散策されてみてはいかがでしょうか?
カナダスペシャリスト・グレートレイクスペシャリスト・トラベルアドバイザー
Google Local Guide Level 7
心に残る旅行手配をモットーに約20年にわたって旅行業界でツアー企画、法人出張、チャーター機の手配をしていました。インスタグラム「 michitravel_channel」では、心に残るカナダアメリカ中西部の魅力を発信しています。いいねやフォローいただけたらとても嬉しく思います。