JCCC 10月のイベント Kintsugi(金継ぎ)展 byアニー・スミ&ブライアン・コバヤカワ/ 11月の映画鑑賞会 『COME BACK ANYTIME』
Kintsugi(金継ぎ)展
byアニー・スミ&ブライアン・コバヤカワ
JCCCで開催されるKintsugi(金継ぎ)展は、反人種差別を多分野的手法を用いて表現し、インターアクティブに体験できる展示です。人種的アイデンティティの認識、先祖から続くトラウマの癒し、断片化されてしまった日系カナダ人強制収容の歴史を映像で反映しています。この展示は森山日系ヘリテージセンターで長期開催中の“丸:移民の物語”展内での特別期間限定展示となります。影絵アーティストデュオの“マインドオブスネイル”がクリエーションに参加していて、風景やアーティストの先祖の書いた手紙の切り抜きや、楽しいアニメ等の映像が、アニー自身の音楽をバックに織物のスクリーンの上に重なり合うように映し出されます。
「ひいおじいさんの声を初めて聴くことができました。俳句を詠むその声を聴いていると、彼がすぐそこにいるような気がしました」とスミは語っています。CBCラジオ、ヴィクトリア大学、ランドオブインジャスティス・プロジェクトの協力を得て、アニーとブライアンは、各所で保管されていた自分たちの先祖に関する録音、写真、詩歌、書類等を探し出しました。そして、あたかも割れたり欠けたりした陶器を修復する日本伝統の金継ぎの処方のように、ばらばらになっていた自己、物語、文化の断片を集めて、より大きなひとつの物として繋ぎ合わせました。“Kintsugi”展は、鑑賞者それぞれが自身の祖先に思いをはせる場となること、そしてそれが現在の自分たちに与える影響を共感しあう場になることを意図しています。
Kintsugi展は10月1日から鑑賞できます。JCCCではオフィシャルオープンニングレセプションを10月14日に予定しています。大勢の皆様のご来館をお待ちしております。レセプション参加には予約が必要です。こちらのサイトから登録をお願いします。➡
レセプション参加登録はこちらから
https://jccc.on.ca/event/2022/10/kintsugi
JCCC 11月の映画鑑賞会
『COME BACK ANYTIME』
邦題:『またいらっしゃい』
場 所: 日系文化会館
チケット: JCCC会員10ドル、一般12ドル(HST込)
東京・飯田橋の老舗ラーメンびぜん亭の大将を1年密着し、彼が育んできた味や常連との友情を描くドキュメンタリー映画。アメリカ人のジョン・ダッシュバック監督による、ラーメンとそれが作り出す温かいコミュニティーをテーマにした作品です。ラーメンがただの食事だけではなく、人と人を結ぶ魅力的な食べ物であることがこの映画から伝わるでしょう。
監督: ジョン・ダッシュバック
チケットはこちらから
https://jccc.on.ca/films/year-round-screenings/upcoming-screenings
JCCCウェブサイト:https://jccc.on.ca/