日本での経験を胸に未来へと羽ばたく「JET Programme Welcome Back Reception」が総領事公邸で開催

10月11日、総領事公邸にて「JET Programme Welcome Back Reception」が開催され、JETプログラムを終えカナダに帰国した参加者たちが一堂に集った。伊藤総領事が日本での経験を胸に人生の次のステージを歩む参加者に今後の激励のメッセージを送ったほか、参加者同士により日本での経験の共有や親交が行われた。
参加者の胸に刻まれる「JETプログラム」を通した日本での経験
「The Japan Exchange and Teaching Programme」(通称JETプログラム)は、日本と諸外国の相互理解を促進し日本の国際化を図ろうとするプログラムである。毎年20代から30代のカナダの若者が参加、日本で最大5年間滞在して小学校・中学・高校で英語を教える活動を行う。日本での外国語教育の強化や、参加者が帰国後も日本での経験をシェアして日本の魅力を発信して啓蒙していくことが狙いとなっている。
実際参加者の中から「ライフチェンジングの機会」や「人生のターニングポイント」になったという声が毎年寄せられるという。日本で生徒とふれあい、教えるという経験をもつことで将来のキャリアや考え方の変化につながっていく。参加者に話を伺うと、「日本の生徒とカナダの生徒の違いを非常に感じた」という声や、「生徒と触れ合うことが楽しかった」という声が上がった。
また、プログラム以外にも日本の文化や伝統クラスを受講したり、短期の休みを利用して日本各地や諸施設に観光する人も多く、自主的に様々な経験を積んで「日本」を知ることができる。日本で生活するときに感じたカナダと日本の文化の違いや、あらゆる場所に足を運んで得る新たな刺激や経験が、その後の人生において転機となる参加者も多数いるようだ。
「JETプログラム」に参加し、カナダに帰国後は教職に就いた人、政治家やジャーナリストになった人もいるといい、日本での経験が参加者の幅広いキャリア育成につながっている。多くの参加者に影響を与え、最近では先輩や友人など周りの人の経験を聞いて参加を決める人も多いという。若いうちにしかできない経験をした参加者たちがますますJETの輪を広げ、日本での経験を胸に両国のために輝かしい未来へと飛び立っていくであろう。
伊藤恭子総領事
伊藤総領事は「おかえりなさい」という言葉で日本滞在を終えたJET参加者たちをを温かく迎え、「おにぎりやおでん、コンビニなどが恋しいのではないでしょうか」と帰国直後に受けているであろう逆カルチャーショックを気遣って笑いを誘った。続けて、カナダでラーメンなど日本食が注目されている最近の動向や、ジャパンファウンデーションや日系文化会館など諸施設で体験できる日本文化体験プログラムを紹介し、トロントニアンが「日本」を以前より感じることができるようになったと総括した。

また、ジャーナリズムや外交、ビジネス、芸術などの面で日本とカナダの関係や理解を促進するサポートをしているJETAAを紹介し、ネットワークを広げる機会として利用してほしいと参加を促した。ここでは過去のJET参加者の経験談もシェアされ、カナダでの新しい人生やキャリアを歩む上での参考にもなるという。「今後も日本との関係を大いに保ち続けてください」と続けた。
また、カナダチームも参加した日本でのラグビーワールドカップや、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックにも言及。聖火リレーの舞台が全47都道府県を走るといい、カナダからの訪日観光客も上昇を続けていることから、友人に経験をシェアするようJET参加者に勧めた。最後に、「希望と熱意があなたの人生を形作り、人生の次の章が始まります」という言葉を贈り、JET参加者の輝かしい将来を祈念した。
Kayla Westさん
West氏は、自身の3年間の長崎県での経験談をシェア。「日本のすべてが大好きです。永遠に滞在したかった」と文化に魅了された経緯を語り、良い教師になるため、真剣に働くため様々なことを学べた機会やここでできた友人の存在にも感謝を述べた。今後は新たな人生として、海外で働くことも視野に入れながらカナダの社会に貢献していきたいと結んだ。
Kayla Westさんコメント

2016年から3年間、長崎の壱岐に滞在しました。滞在中は日本の高校や商業高校で生徒に英語を教えたり、課外では書道や琴などを習いました。辰野島に美しい夕日を見に行ったのが思い出深いですね。方言もあり最初は地元の人とのコミュニケーションが難しかったですが、だんだんできるようになっていった過程が嬉しかったです。将来は日本語をカナダで教えたり、英語で小説を執筆したいです。









