CANADA発 近鉄ツアープランナーのここだけの話 その21
その21 「赤毛のアン」の生まれた島を訪ねる夏旅行
カナダ、プリンスエドワード島(略称、PEI)。この島は「赤毛のアン」の著者、L.M.モンゴメリーがその半生を過ごした島。そしてこの島で過ごした日々が「赤毛のアン」を誕生させたということをご存知の方も多いかもしれませんね。今ちょうど日本では、「赤毛のアン」の翻訳者として有名な村岡花子さんの生涯を取り上げたドラマがNHKの朝の連続ドラマで放送されており、赤毛のアン、そしてPEIが大変注目される年となっています。こそで今回はこのPEIについてちょっとお話ししましょう。
この大注目のシーズン、日本からのツアーも例年の倍近く催行されるそうですが、日本からは遠路はるばるのこの島、実はトロントからはそれほど遠くはありません。飛行機の直行便を利用すれば州都シャーロットタウンまでは約2時間ほど。近いですよね!直行便以外でも、ハリファックスまで飛んでレンタカーで島を目指す方法もオススメ。この場合は途中でフェリーを利用したり、またコンフェデレーションブリッジという全長約13KMもある海上橋を利用したりとこれもまた楽しい旅の思い出になると思います。
島内には赤毛のアンにまつわる観光スポットがいくつもありますが、そのひとつひとつが皆さんをモンゴメリーが赤毛のアンを執筆していた当時の世界に誘ってくることでしょう。特に博物館や生家、グリーンゲーブルスハウス(実際にモンゴメリーが暮らしていた家)などを訪れると、まるで本当にモンゴメリが生きた時代にタイムスリップした様な不思議な感覚を味わって頂けることでしょう。でもPEIの魅力はアンばかりではありません!小説に興味がなくとも楽しんでいただけるポイントも沢山ありまして、そのひとつはこの島の美しい景観。北海岸、PEI国立公園、またアンの生家近くにあるフレンチリバーと呼ばれる地域で見られる昔ながらの牧歌的風景は、独特の赤土の小道と新緑の緑、青空と紺碧の海とのコントラストで、ほかの地域では決して見ることができない絶景が心を癒してくれます。景色だけではお腹がふくれないという方は、名産のロブスターやムール貝、じゃがいもといった島の特産物を堪能する手もあります。PEIはじめ一帯の州はロブスターの産地として世界的に有名で、ロブスター漁の体験ツアーなんてのもあるんですよ。あと忘れてはならないのが、ゴルフ!PEIには北米のランキングで常に上位にランクインする名門ゴルフ場があり、そんな人気コースでのプレーは忘れられない想い出になること間違いなしですね!
日本では「赤毛のアン」で大注目されていますが、実は今年はカナダ連邦の結成の礎となったシャーロットタウン会議(1864年)が島で開催されてから150年目に当たるという記念の年で、州都シャーロットタウンではイベントが盛り沢山!そんな賑やかな年ですから、足を運んでみない手はないですよね!島は勿論、一年中観光可能ですが、ベストシーズンは夏、6月~8月がお勧めです。弊社では様々なオプショナルツアーの手配をはじめ、可愛らしい地元のB&Bに宿泊するプランなどもご用意しております。今年の夏はアンの世界に出会いにPEIに行ってみましょう!!
(近鉄インターナショナル 石原 和彦)