トロントで味わう世界の珍味とゲテモノ料理
編集部グルメ代表リエがお届けする
トロントで味わう世界の珍味とゲテモノ料理
■ 鶏の足
豚足は見られても、普通日本では滅多にお目にかかれないであろう鶏の足。中国では家庭の食卓でも至って普通に食べられているらしい。分かれた足先と肌の質感がなんとも生々しい。こちらでは、お酢・砂糖・唐辛子に長時間漬け込んだものを提供。鶏の足には、肌や髪の美容に欠かせないコラーゲンが豊富に含まれている。見た目が見た目なので口に運ぶのに勇気がいるかも知れないが、美容のためと思ったら一度は試してみる価値あり?!
HOMEMADE RAMEN
265 Spadina Ave / 647-352-6068
■ バロット
バロットとは、孵化直前のアヒルの卵を加熱したゆで卵。孵化前の卵を茹でて食べるので殻の内部では雛の姿が出来上がっており、羽がぬれた状態で出てくる。東南アジア、特にフィリピンとベトナムでは滋養強壮に良い食品として食べられている。バロットには14daysから24daysくらいまでレベルがあり、24daysくらいになってくるとほぼヒヨコなのでくちばしや毛まであり、初めて食べる人にはハードかもしれません。
Taste Of Howard Filipino&Caribbean Groceries
8 Howard St / 416-850-8856
■ 仔羊の脳みそ
仔羊の脳みそを生ハムで巻いて揚げたものをケイパーや数種類のハーブなどで作ったソースにつけて頂ける。少し独特の風味はあるが、特に強い臭みはなく、生ハムに巻かれているためグロテスクな見た目でもないので、一度仔羊の脳みそがどんな味か試してみたい方は是非。
BUCA
604 King St W / 416-865-1600
buca.ca
■ かえるのから揚げ
フランスや中国、インドネシアなど様々な地域で食されている蛙。中国では、昔はあらゆる所に沢山蛙がいて食べてみたら美味しく、それから人気が出たという逸話もある。多くの地域で好んで食べられているとはいえ、その蛙の丸ごとの姿を目の前にした時の存在感はすごく、怯んでしまいそう。それでも、食べてみるとその食感や豊かな味わいに多くの地域でよく食べられているわけが分かるかも!?
The Daughter
1588 Dupont Street / 416-546-0626
farmhousehospitality.tumblr.com
■ サンナクチ(タコの踊り食い)
サンナクチとは、「生きたタコ」を意味する韓国料理のひとつ。生きている手長ダコをそのままぶつ切りにしたもの。皿の上でくねくね動く様子を見ていたら口に入れるのが億劫になってくる。生きた状態で食するので、口の中でのタコの吸盤の吸い付く力が非常に強く、素早く食べなければならない。咀嚼を繰り返すことで新鮮なタコの食感と口に広がる甘みが楽しめるのが人気のポイントだが、食べ方に気をつけないと喉にまでタコの吸盤が吸い付いた挙句、窒息死寸前まで至ることがあるという命懸けの食べ物なので、注意して挑戦してみよう。
Gonoe Japanese Restaurant
5 Glen Cameron Road, Thornhill / 905-597-0176
■ ポンテギ(カイコの蛹)
カイコのさなぎを茹でたり蒸したり炒めて味付けをした韓国料理のおつまみ。韓国では、人の多く集まる屋台、レストラン、居酒屋などで販売され、大人から子供までスナック感覚でパクパク食べるそう。独特の臭いがあり、食べるのを躊躇してしまう見た目ではあるが、一度食べたらやみつきになるかもしれない。トロントでも韓国系のスーパーでポンテギの缶詰が売られているので、今すぐ買いに行ってこよう!
P.A.T Central
675 Bloor St W / 416-532-2961
patmart.net/pat
■ 臭豆腐
主に台湾、中国、香港などで食べられている豆腐で作られる加工食品。台湾では名物のB級グルメとして有名。発酵させた汁に豆腐を漬け込んで作られ、独特の風味と強烈な臭いに地元でも食べられない人も。始まりは今から数百年前の中国。繁盛していない豆腐屋が前日の売れ残りの豆腐を片付けるのを忘れてしまい、その青く変色した臭豆腐を食べてみたところ美味しかったので売り始めたのが始まりと言われている。食べ方としては、煮たり蒸したりと様々あるが、油で揚げた臭豆腐はそこまで臭いがきつくないので初心者向けにはオススメ。
Wei’s Taiwanese Food Inc.
2578 Birchmount Rd, Scarborough / 416-754-9448
weistaiwanesefoods.com
■ 骨髄(Bone Marrow)

ISABEL
797 College St/ 416-532-2222
barisabel.com
■ ドリアン

■ 亀ゼリー(亀苓膏)

Health Herb Harmony
500 Hwy 7 East A35-36, Richmond Hill / 905-886-8380
Herbal3.com
■ アヒル
Kung Fu Duck
3276 Midland Ave, Unit C120, Scarborough /647-835-8489
■ Blood Sausage
血液を材料として加えたソーセージ。色が黒ずみ、血の風味が独特の強い癖として感じられるが、血液を主原料とするため鉄分などの栄養分が豊富。家畜を無駄なく利用する食品として、ヨーロッパや東アジアの牧畜の盛んな地域で古くから作られてきたという。レバーペーストを更に濃厚にした味なので、レバー好きにはもってこいの一品かも。
Le Select Bistro
432 Wellington St W / 416-596-6405
leselect.com
■ うさぎ&カンガルーのソーセージ
うさぎやカンガルーみたいなかわいい動物をたべるなんて…!と、馴染みがないとそう思ってしまいますが、うさぎは一昔前には日本でも普通に食べられていたし、カンガルーもオーストラリアではスーパーで簡単に手に入れられる程、多くの人に食べられている食品です。まずは手始めにこの2種類のお肉を使ったソーセージから挑戦してみよう。
WVRST
608 King St W/ 416-703-7775
wvrst.com
ちなみにカナダのゲテモノ料理の代表格といえば、キビヤック。カナダのイヌイット民族が作る伝統的な漬物の一種で、アザラシのお腹の中に数百羽ほどの海鳥を詰め込んだものを地中に埋めて、2ヶ月から数年間放置・熟成させたものだ。その臭さは凄まじいものだが、発酵により生成された豊富なビタミンはまさに栄養満点、イヌイット民族にとってもお祝いの時など特別な時にしか食べないという貴重な料理だそうだ。
その他には、カナダのカウボーイ料理・大草原の牡蠣、と呼ばれるものがある。牡蠣と名前に使われているものの、皆さんに馴染みがある本当の牡蠣は一切使っておらず、牛の睾丸をハーブソテーしたものを言うそうだ。名前の由来は、料理をすると味・見た目ともに牡蠣に似ていることから名づけられたらしい。カルガリー最大の祭り、スタンピートの期間中、「Bottle Screw Bill」(パブ)では毎年観光客の為に牛の睾丸を使用したパスタなどの様々な料理が提供している。
世界には様々なゲテモノ料理と言われるものがある。しかし、その国や民族にとっては普通のことであったりする。例えば、日本で普通に食べられているふぐの刺身が、世界から見ればゲテモノ、と思われていたりするのだ。今回の取材を通して、珍味やゲテモノ料理からもそれぞれの国や民族の文化や考え方の違いが知ることが出来て面白かった。
血で作られたソーセージやアヒルの頭など、生き物の命を頂いたからこそ、その全てを無駄なく使おうということで食べられ始めたものもある。これらの食材や料理が、どのようなきっかけで食べられ始め、一般的になっていったのか、ということを調べていくと、ただ見た目が気持ちの悪いゲテモノ、という印象より、興味深い対象になって自分の価値観が広がったような気がする。ゲテモノと呼ばれはするものの

















