MUJI LOVER♡ 幅広い分野で活躍するデザイナー Dury Luongさん インタビュー
トロント在住のデザイナー、ドリー・ラングさん。イラストのみに限らず、ウェブデザインから、携帯アプリのデザインまで多岐にわたって活躍している。日本文化に興味を持ち、MUJIの魅力にもどっぷりはまっているドリーさんにデザイナーから見たMUJIの魅力、そして彼女の夢まで幅広く語ってもらった。
まずはドリーさんについて教えてください。
私は現在、UI・UXデザイナーとしてカナダポストで働いています。グラフィックデザイン、ウェブマーケットのキャンペーン、携帯アプリ、ウェブサイトの再設計などの役割を担当し、利用者がより使いやすいと思える環境作りに努めています。私の夢は、人々を楽しませるアートや感激させるグラフィック、可愛いものを作るような小さなスタジオを持つことです。私は新しいものに挑戦するのが大好きで、最近はかぎ針編みを習い始めました。趣味は絵を描いたり、ウェブデザインをしたり、ビデオゲーム、料理、旅、街探検、そしてアウトドアに出掛けることです。
日本文化がお好きなようですが、日本に行った経験はあるのでしょうか?
2013年に日本を訪れたことがあり、多様でとても豊かな日本文化により一層引かれることになりました。私が日本へ出掛けたのはちょうどお花見の時期だったので、本場の美しい桜を見ることができたのも非常に良い思い出になりました。もともと旅行に行く前から日本の文化が好きで、ずっと行ってみたいと思っていました。とくに興味を持っている分野は食、ファッション、美容、アニメ、折り紙、そして様々なIT技術などです。
インスタグラムにて、MUJIのペンを使いイラストを描いているところを拝見いたしました。MUJIを初めて知ったきっかけなどを教えてください。
数年前、ニューヨークへ旅行に行った際に偶然MUJIのお店を見つけたのが始まりです。また、私の姉がMUJIについて紹介してくれて、実際中に入った時はすべての商品がとても綺麗に陳列されており、デザイナーにとって天国のような場所だなと思いました。なのでトロントにMUJIができる前から、海外のMUJIの店舗について知っていました。
MUJIの商品を初めて買うことになった動機はなんでしたか?
最も魅力に感じたのは、やはりMUJIというブランド力です。日本のブランドですし、本体やパッケージのデザインにも心を惹かれたからですね。
イラストレーターとして、MUJIのペンの描き心地はいかがでしたか?
デザイナーやイラストレーターの立場からMUJIのペンを見ると、どのペンも非常に発色が良く、種類も豊富なのでデザインにそのまま使用したり、日々のメモやスケッチにも大活躍してくれています。またMUJIのペンは私の好みにもぴったりです。それに低重心のシャーペンは手に持った時のバランスや重さがちょうどいい感じですね。
ペン以外にもMUJIの製品を試したことがありますか?
下書きによく使うスケッチブックやノートパッドはよく購入します。
他の製品では、オーガニックコットンを使用した洋服をついつい購入してしまいますね。靴下や下着、レギンスなど着心地もいいですし、見た目も気に入っています。また、家庭用にウレタンフォーム低反発シートクッションを購入しましたが、長時間座って作業していても苦痛にならないのが嬉しいです。きっとこのクッションなら日本の様に床座の座布団スタイルでも活躍してくれるのではないでしょうか。他には先日購入したばかりですが、MUJIの乳液も気に入っています。匂いもつけた感じも私の肌に合っている様で、今後続けて購入していくことになると思います。
ドリーさんご自身の経験や周りの方の反応からトロント市場におけるMUJIについてどう思いますか?
MUJIというブランドは世界各地、どの店舗に行っても統一感のあるシンプルな印象を受けますし、ここトロントでもそれは変わりません。今の時代、シンプルかつミニマムな生活に対する注目が高まっており、MUJIはトロントだけでなく世界中どこでも受け入れられるものなのではないでしょうか。
今後MUJIに新商品が増えるとしたらどんなものが見たいですか?
食品やお菓子の製品がもっと増えたらいいなと思います。
どのようにしてイラストレーターもしくはデザイナーになりたいと思いましたか?
私は小さい頃から常にアートやデザインに興味を持っていました。なので自然とデザイン関連の仕事に進んでいましたし、その仕事の合間にはアーティストとしても活動しています。どんな仕事や作業でも自分の想像力を駆使するものはやりがいも楽しみもありますね。
デザイナーの夢をつかんだドリーさんからTORJA読者にアドバイスをお願いします。
ただ前進するのみです。新しいことに挑戦することを恐れないでください。もし、その挑戦した何かが自分に合わなかったり、好きではなかったとしても、その経験から学べることがたくさんあります。そしてそれを活かして次のことに挑戦すればいいのだと思います。
TORJA読者にトロントの夏を楽しむための秘訣を教えてください!
トロントのハーバーフロントエリアは非常にお勧めです。またトロント市内ではパティオがあるレストランも多いので外で食事をしながらリラックスするのもいいでしょう。それに夏の間は様々なイベントやフェスティバルが開催されるのでいろいろ参加してみたりするのもいいですね。
Dury Luong
トロント在住のデザイナー。これまでに手掛けた作品は数多く、ウェブデザインや、ゲーム、アプリ、プリントデザインなど幅広く活躍している。幼い頃からデザインに興味を持ち、大学でもグラフィックデザインを専攻、その後ウェブデザインを学ぶ。日本文化に大変興味を持ち、実際日本にも訪れている。またクッキングやゲーム、ハイキングなど多趣味で、常に新しいことに挑戦している。将来、自分のスタジオを持つのが夢。
ブログ: duryluong.com
Instagram : @dury