異国の地でレストラン・カフェをオープンさせる夢を叶えた人たち。
レストランやカフェをオープンしたい、多くの人が夢みる自分のお店。
多民族感あふれるトロントで夢を形にしている編集部お気に入りのレストラン・カフェのシェフ達に夢のカタチを聞いてみた。
MEXITACO
オーナーシェフ Alexさん
故郷でメキシコ料理店を営む両親の背中を見て育ったAlexさん。小さい頃からキッチンに立ち、両親を手伝う中で自然と体で覚えていった家庭の、そして本場メキシコ料理の伝統の味を、今度は自身の力で広めていこうと出店を決意。20年前に夫婦でトロントに移住し、その後準備を経て、2002年にMEXITACOをオープンさせた。開店当時は、今でこそよく目にするメキシコ料理店もそのころは全く目にする機会がなく、恋しかったとその当時の様子を語る。出しているメニューはすべてAlexさん独自で創作したもの。とことん本場の味を再現することに努め、多くの文化が混ざり合うトロントで常にリアルなメキシコの食文化を伝えている。
Hawker Bar
オーナーシェフ Alecさん
故郷でメキシコ料理店を営む両親の背中を見て育ったAlexさん。小さい頃からキッチンに立ち、両親を手伝う中で自然と体で覚えていった家庭の、そして本場メキシコ料理の伝統の味を、今度は自身の力で広めていこうと出店を決意。20年前に夫婦でトロントに移住し、その後準備を経て、2002年にMEXITACOをオープンさせた。開店当時は、今でこそよく目にするメキシコ料理店もそのころは全く目にする機会がなく、恋しかったとその当時の様子を語る。出しているメニューはすべてAlexさん独自で創作したもの。とことん本場の味を再現することに努め、多くの文化が混ざり合うトロントで常にリアルなメキシコの食文化を伝えている。
Nazareth
オーナー アスカラムさん
ここトロントに来たら試してもらいたいエチオピア料理は、日本人にあまりなじみのない料理なので、一度食べたらそのおいしさに魅了される方が多いよう。オーナーを務めるアスカラムさんはアジスアベバ地方出身。その土地に伝わる自国の料理を、多くの人種が集まるトロントで食べてもらいたいという想いで働いている。ご両親の夢だったお店を継いで、現在は2代目になる。このお店の特徴は、特大サイズのお皿に盛られてくるワットと呼ばれる料理と、そのお手頃価格だ。「大きくて安くておいしいってインパクトあるでしょ?そこが私たちの売りなのよ」と話す彼女。夜は外にまで及ぶ行列店なので、行くならぜひ早めの時間(15時開店)をおすすめしたい。
Wanda’s Pie in the sky
オーナー・ベーカー Wandaさん
ケンジントンマーケットにある可愛らしいベーカリーWanda’s Pie in the skyは、ベジタリアン向けのカフェメニューも提供していることから地元の人に人気のお店。ナイアガラの果樹園で生まれ育ったWandaさんは、小さい頃からその恵まれた豊富なフルーツとともにパイを作ることが大好きで、いつか絶対ベーカーになりたいと思っていたという。祖母に教わって作ったのは9歳のとき。芸術大学の学生だった傍らパイづくりに専念し、今まで手掛けたパイは200以上に及ぶ。卒業後、配達で訪れたことがきっかけでトロントに移住。多くの人に来てほしいと願い、今の場所に4年前にオープンさせた。
Hana Korean Restaurant
オーナー チャング・スゥさん
キッチンからホールまでをほぼ2人で切り盛りしているリー夫婦が営んでいるというのがここHana Korean Restaurant。料理上手な奥さんのごはんを多くの人にたべてもらいたいと思っていたオーナーのチャング・スゥさん。その願いをトロントで実現させた。料理の勉強をしていたわけではないが、小さいころから料理は好きだったと話す奥さんの家庭的な味は、韓国料理に馴染みの少なかったカナディアンにも身近に親しまれるようになり、以来、伝統的な味を広めていっている。
Delux
オーナーシェフ Mozoさん
2008年1月にオープンさせたDeluxは今年で6年目になるが、オーナー兼シェフを勤めるモントリオール出身のMozoさんはここOssington Aveに立ち並ぶレストランの先駆者であるといえる経歴の持ち主だ。ボストンでシェフとしてのキャリアをスタートさせたMozoさんは、その後、指折りの有名店「Chez Henri Restaurant」で働く。ボストンの歴史ある地域で自身のお店を出店させたのち、現在ここトロントでDeluxを構える。キューバ料理とフレンチを提供しているお店はトロントでも珍しく、その長年の経験から打ち出される繊細な技術に虜になったお客さんは後を絶たない。