【アウトドア編】オンタリオ州＆ケベック州で楽しむ！冬のインドア・アウトドア イベント｜特集「トロント発で楽しむクリスマス＆ニューイヤーガイド」

　寒い冬だからこそ楽しめるカナダならではのイベントが今年も盛りだくさん！クリスマス、年越しとイベントが多い季節、忘れられない思い出作りに、カナダの冬を楽しもう！

ヨークビルでお洒落に乾杯。光るイグルーの中で楽しむディナー

　インターコンチネンタル・トロント・ヨークビル内のバー・PROOF（プルーフ）ではイグルーの中で食事をすることが可能だ。イグルーとはかまくらに似た、雪のブロックを重ねることにより作られるシェルターのこと。カナダ北部に暮らすイヌイットの人々の一時的な住まいの役割も果たしている、「カナダのアイデンティティ」とも呼ばれるものの一つだ。

PROOFのパティオに設置されたイグルーは雪で作られてはいないものの、中にはソファやブランケット、さらには暖炉も設置されているなど、今までに無かった食事体験を楽しむことができる。メニューは50ドルのプリフィクスメニューで、内容はプーティンやオニオンスープなどのメインから好きなものを一品チョイス。定員も6人のため、家族や友人数名で行って楽しむことももちろん可能だ。

地域に貢献するクリスマス。
移動型ステージで音楽を楽しむホリデイ・トレイン

　カナディアン・パシフィック・レールウェイが1999年より毎年運行しているホリデイ・トレイン。食糧の寄付を募るべく、この列車は毎年この季節に輝かしい外観を纏いながらカナダを横断。今年は11月25日に出発。モントリオールを起点とし、オシャワ、トロント、カルガリー、そして最終的には12月18日にブリティッシュ・コロンビア州に辿り着く。参加料は無料。寄付金、もしくは寄付するための食料を持ち寄ることが唯一の条件だ。1999年の運行開始以来、この取り組みにより1580万カナダドル、そして450万ポンド（約2千トン）の食料が北米のフードバンクに寄付された。

夏のCNEからは一変！オンタリオ・プレイスが見せる新たな顔「オーロラ・ウィンター・フェスティバル」

　毎年トロントとバンクーバーで開催され、スケートリンクはもちろん、観覧車やメリーゴーランドなどの乗り物、光のオブジェの数々、さらにはクリスマスマーケットなどがトロントの冬の夜を彩る。中でも特にユニークなのは「チューブパーク」と呼ばれるアトラクション。ゴム製のソリに乗り、坂を滑り降りるというなんともスリリングなアトラクションだ。

インスタ映え間違いなし！デザインコンペの主催者が提供する体験型のアート

　トロントニアンズの間でも話題になっているのが「Winter Stations」。2014年よりトロントで始まった国際的なデザインコンペであり、今年で6年目を迎える。毎年コンペに出場する作品は湖沿いのハーバーフロントに展示。今年の冬はトロントのウォーターフロントとハーバーフロントの運営チームとタッグを組み、共同で「光」をテーマにした展示がスタート。

第一弾となったのが「インパルス（IMPULSE：衝動）」と呼ばれるシーソー。音、そして動きに伴い光るシーソーだ。残念ながらこの展示は11月12日で終了。第二弾は来年の1月15日より2月8日まで展示。今回は「ループ（LOOP）」と呼ばれる「輪」の光のオブジェだ。輪の中に座り、レバーを動かすことで自ら光を灯す仕組みになっている。入場無料。

トロントの冬の定番！
Toronto Christmas Market

11/14-12/22

　豪華クリスマスツリーや「Santa’s House」が出現、「Ditillery District Walking Tour」も開催される。 最終日の「The Heavyweights Brass Band」のバンド演奏とステージも必見。

年越しをトロントで過ごす人必見
New Year’s Eve at Nathan Philips Square

12/31

　トロントで年越しを祝うならこのイベントは絶対マスト！DJが企画するスケートパーティーや音楽ライブ、花火の打ち上げと熱狂度はマックス。

ディスティラリー地区が鮮やかな光に包まれるフェス ティバル
Toronto Light Festival

1/18-3/3

　カナダの「Thee Phoenix Rainbow Team」やオーストリア、オランダ、ロシア、アメリカなど世界各地のアーティストたちの光りのアート作品が集結。

2日間限定の氷の祭典
Bloor-Yorkville Icefest

2/9&10

　VILLAGE OF YORKVILLE PARKに氷の彫刻が出現！今年のテーマは「Hollywood North」で、トロントとヨークビルでの映画界の成功を祝うイベントとなっている。

気分はプロの登山家？日本語もOKの登山・アイスクライミングレッスン

　本気でアウトドアを体験したい！という方におすすめなのがONE AXE Pursuitsが提供するアイスクライミングや登山のレッスンだ。GTAから車でおよそ一時間で行けるという手軽さも魅力だ。道具も全て現用意してくれて初心者も歓迎。 事前に希望をすればハミルトンにあるティファニー・フォールズでレッスンを受けることも可能。

　登山の経験者にお勧めしたいのが「マウンテニアリング」と呼ばれる雪山での登山レッスン。原則二人までのプライベートレッスン。内容はロープの使い方や氷山の攻略法、さらにはクレバスからの救出方法やホワイトアウト時の対処法など。日本語が話せる日系カナダ人のトレーナーもいる。

アイスクライミング： $250+税
マウンテニアリング： $800+税（一人$400+税で人数を追加することも可）

冬のムスコカの定番イベント
Bracebridge Fire and Ice Festival

1/25

　炎のパフォーマンスや夜の打ち上げ花火はファミリーにおすすめ！氷の彫刻や木のカービング、ホッケーゲームなどアクティビティが満載。

クロスカントリー好きの方は！Muskoka Loppet

11/29-12/8

　クラシックスタイルのクロスカントリー競技を目の当たりに出来る「MUSKOKA LOPPET」。

長さなんと7.8キロ！世界遺産にも登録されているリドー・カナル・スケートウェイ

　オタワの冬を象徴するユネスコ世界遺産にも登録されている世界最大のスケートリンク。2月には「ウィンターリュード」と呼ばれるイベントも開催される。

オタワの冬のイベントといえば！
Ottawa Ice Dragon Boat Festival

2/7&8

　今年は「2nd IIDBF World Ice Dragon Boat Championships」が開催され、ドイツやイギリス、アメリカなど各国から100のチーム、な総勢1200名がする。

オタワでクロスカントリー！Gatineau Loppet

2/14-16

　最短２kmから最長で51kmのコースのクロスカントリーや、「Snowshoe」、「Fatbike」など数々の競技が開催される。

北米で最大、最古のスキーマラソンイベント
Canadian Ski Marathon

2/7-9

　12kmのコースから、週末を超えてノンストップで160kmにかけて行われるものもある。

幻想的な冬のナイアガラ
Winter Festival of Lights

11/16-1/12

　Niagara ParksやDufferin Islandsなど、８kmにもわたる観光エリアが冬のワンダーランドに様変わり！Zimmerman Fountainやカナダの15もの野生動物の光のオブジェも出現。大みそかには大きなコンサートも開催予定で、大きな滝を背にした花火は見もの！

グルメにはたまらない！美術と食の祭典「Montréal en Lumière」

　注目したいのは「食」にフォーカスしたプログラム。モントリオールの選りすぐりのシェフを集めたトークやワークショップ、さらには試食までできる機会が設けられるなど、グルメ好きにはたまらない内容となっているのが大きな特徴だ。一方で、アートはトロントでもお馴染みの「Nuit Blanche」と呼ばれる夜間の展示が期間中に開催される。

光の祭典Luminotherapie

11/28-1/26

　地下鉄Pkace-des-Arts駅近くに出現する色とりどりの光に包まれる夜のライトアップは、多くの人を魅了する。10周年となる今年は「Gentilhomme Creative Studio」によるPOP!の世界観が楽しめる。

モントリオール発の人気コーヒーブランドVan Houtteが主催
Van Houtte Fire on Ice

12/14-1/4

　冬の空に上がる花火が上がり、リンク場にこだまする女性シンガーの美しい歌声は見もの。

オールドモントリオールを彩る Merry Montreal

12/19-31

　モントリオールの旧市街で行われ、花火の打ち上げや音楽フェス、アートの出現と見どころ多数。

雪と氷の彫刻は必見！Igloofestl

1/16-2/8

　クラブ好きの方に必見なのが、DJによる野外音楽ライブを楽しめる「Igloofest」。初日から「KIZI GARDEN CREW」や「CHARLOTTE」などのDJのみならず、「VJ　BUNBUN」や「BOYCOTT」などのVJも。

ケベックを象徴する冬の祭典！今年で65回目を迎える「カーニバル」

2/7-16

　1955年から続くケベックの冬の目玉イベント「カーニバル」。パレードやカヌー・レース、さらには氷の彫刻を体験することができるワークショップや今年は音楽や大道芸などのパフォーマンスも実施され、数多くのオブジェが会場を盛り上げる。フランス語で「仲間」という意味を持つ「Bonhomme」（ボノム）という名の雪だるまのキャラクターも印象的だ。

ケベックの新年を祝うLe Jour de l’An a Quebec (New Year’s Eve in Quebec)

12/28-31

　12月28日から31日までケベック市の州議事堂からホテルコンコルドの間にあるグランドアリーにて開かれる。期間中は街中にはずっとケベック州の伝統的な音楽が流れ、ライトアップとアトラクションを堪能できる。

まるでヨーロッパ！？不動の人気を誇るモン・トランブラン

　北米の東部でトップのスキー場に選ばれたケベック州のモン・トランブラン。「ヨーロッパに行かずともヨーロッパにいるような体験ができる」と大人気のスキー場だ。食事や宿泊、さらにはマラソンや年越イベントなどスキー以外の点でも特に充実している。犬ぞりやバギーツアーなど、他のスキー場ではなかなか体験できない要素も盛り沢山。

大自然を全身で受け止める！サンタンヌ山のスキー場

12/19-31

　ケベック州にあるサンタンヌ山は人気のスキー場としても有名。標高は800メートルと高く、山中には71ものルートがある、とても大規模なスキー場だ。 夜も19のルートが開放されているため、一日中スキーやスノボが楽しめる。ファットバイクと呼ばれる太いタイヤが特徴的なマウンテンバイクに乗る体験ができたりと、様々なアクティビティが提供されている。

氷に彩られるエドモントンの祭典「アイス・オン・ホワイト」

　印象的なのはイベントを彩る氷の彫刻の数々。イベントでも中心的な存在となっていて、世界中から集結したアーティストが作る氷の彫刻がジャッジされる大会が開催されたり、子供たち用の彫刻ワークショップも開かれるなど、まさに「氷」のお祭りだ。

人生で一度は見ておきたい！イエローナイフで楽しむオーロラ

　ノースウエスト準州にあるイエローナイフはオーロラの名所としても有名だ。ホームページによれば、「3泊滞在すればオーロラを少なくとも一度見られる可能性は95％」だという。オーロラツアーをはじめ9種類あり、犬ぞり体験やアイスフィッシングも楽しめる。

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