バレエ「Romeo and Juliet 」
こんにちは。しほりです。
先日、唐突にバレエが観たくなり「Romeo and Juliet」 を観に行きました。前回のFoster the Peopleのライブに引き続き、今回も前日に情報を入手し友達を巻き込むというむちゃぶりです・・

バレエ団National Ballet of Canada のバレエを観に行くのは2度目。去年の Swan Lake を観に行った際にSubscriber になってから定期的に公演の情報がメールで流れてきます。Romeo and Julietもストーリとあの有名な音楽ワンフレーズ以外はバレエの構成も音楽も知りません。全く予習もなしに行くのも有りだなと思い行く事に決めました。

7:30の公演の約1時間前に開場になります。開演前までは、公演内容や見所を解説してくれるBallet Talks 、別の階ではピアニストによる演奏があり、思い思いの時間を過ごすことができます。各階に用意されたバーではワインやビールが販売されているので公演前に気分を高めるのも良いですね。

公演の感想は素晴らしかった!です。
後々気付いたのですが、今回の様に古典文学をバレエに転換するのはとても難しいのではないかと。バレエの技術に加えて表現力、演技力が要求される難しい舞台だからです。「ロメオアンドジュリエット」も名作で一人一人のキャラクターも知られている、演じ方によっては人々を感動させたり惹き付けることも出来ません。
ですが私はこの公演に魅せられました。ロメオとジュリエットはプライベートでも相思相愛してるのかと思わせるくらい息のあったダンス(キスシーンもかなり多かったです!)ジュリエットに毒を渡したローレンス修道士が最後に二人の死を見た時の演技はこちらの胸も痛むほどでした。
ロメオの親友マキューシオ役は日本人のダンサーさんでした。いつもおどけて周りを楽しませるピエロみたいな役柄ですがそれを完璧に演じていたと思います。オーディアンスも彼の演技に笑い、主役と同じくらいの拍手を送っていました。私も彼の演技には魅了されっぱなし。ジュリエットに恋い焦がれロメオをなだめるシーンでも本物の西洋人かのような自然なアクション。やはり相当な練習とプロの意識を感じずにはいられませんでした。
あと、特筆しておきたいのはロシア人のAlexei Ratmansky による演出・振り付けです。彼の振付けによりダンサー達に新しく命が吹き込まれた様でした。
シーンの中でも印象的だった演出をいくつかあげます。まず、キャピュレット家の女性達が衣装の裾を上げて円を描いて回るシーンではスムーズな動きにまるで舞台が回ってるかのような錯覚を起こさせます。またジュリエットが毒を飲んで仮死状態になる提案を薄い黒のカーテンの中で表現し、それを実際のジュリエットとローレンス修道士が見る演出。さらに、最後の墓のシーンには両家が本物の松明を持って登場、それが二人の死を照らし、絶望感をより生々しく感じるものにしました。後で知ったのですがこの素晴らしい振付家はボリショイバレエの芸術監督でもあった世界的に大変な人気のある方でした。偶然にでも彼のバレエを観れて本当に良かったし、これからも注目していきたいです。
ロシアには素晴らしい音楽家や芸術家が多いですね。いつかは行ってみたいです。
少し熱が入り長くなってしまいました・・最後まで読んで頂きありがとうございます。
The National Ballet of Canada
http://national.ballet.ca/
*トロントでは次回は秋冬に公演がありますよ。












