オンタリオ州・トロントの冬の天候 予報、初冬は「厳寒+ 降雪多め」、年明けには「穏やか・雨多め」へ変化の兆し | カナダニュース報道局
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トロントを含む南オンタリオ州では、冬の前半は厳しい寒さと降雪、後半は雨や気温の変動が増える「二部構成の冬」になる見込みだという。とくにトロントを含む南オンタリオ一帯では、11月から1月にかけて平年を下回る寒気と積雪の増加が予想されている。
気象専門家によれば、太平洋赤道域で発生しているラニーニャ現象の影響により、北米のジェット気流が南下。これにより寒気がオンタリオ州南部まで流れ込みやすくなるという。さらに五大湖の水温が例年より高く推移していることから、湖上を渡る冷たい空気が「スノースクワール(湖上吹雪)」を発生させ、局地的な大雪をもたらす可能性も指摘されている。
一方、年明け以降1月後半から2月にかけては、気温がやや上がり、寒さがやわらぐ一方で雨やみぞれの多い冬になるとの見方もある。雪ではなく雨やみぞれとなるケースが増える見通しで、道路の凍結や再凍結など、異なる形での注意が必要となりそうだ。
近年、気候変動の影響でトロントでの「ホワイトクリスマス」の確率は減少しており、過去数十年でその発生率は約30%低下しているという。

                                                                    




