マークビル・ショッピングモールにユニクロが出店!1300人の行列で大盛況のオープン日に突撃取材!
10月12日、マーカム市にある人気モール、CFマークビル・ショッピングモールにユニクロの新店舗がオープンした。先日オープンしたヴォーンミルズ店に続き、カナダ8店舗目、トロント近郊では4店舗目となる。オープン当日は、バルーンで飾られた入り口の前に、およそ1300人が並び、客足は途絶えることなく辺り一帯は一日中ユニクロの袋を下げた人とすれ違うほどの大盛況となった。
店内レイアウトは、白を基調とした壁一面に洋服のカラーが映えるユニクロらしい雰囲気で、寒くなり始めた時期ということもあり、ニットやジャケットを中心に秋冬ものがコーディネートの提案のものとして陳列されている。
入り口すぐには日本でも評判のファーリーフリースフルジップジャケットが置かれ、その肌触りや軽さ、暖かさに多くの人が興味を持って手にとっていた。
カジュアル感がありながら毛羽立ちのある生地で質感豊かなプレミアムラムウールのコーナーは、Vネック、丸襟、ハイネックと種類も多く、グレーや白などの王道カラーはもちろん、同じ黄色でもビビットなものとマスタード色に近いものなど、個人の好みに合わせた買い物ができるのはユニクロならではの魅力だ。
買い物客の女性は、「冬はどうしても落ち着いた色を揃えがちになってしまうけど、ユニクロに来ると、気分を上げられるよう明るい色に挑戦したい気持ちになれるのでカナダで買い物ができて嬉しい」と喜びを語ってくれた。
他にもユニクロの代名詞であるヒートテックシリーズは、「ヒートテック」「極暖ヒートテック」「超極暖ヒートテック」の3種類から選ぶことができる。その種類は半袖や長袖といった上半身をカバーする商品にとどまらず、靴下やレギンスなど幅広く展開されている。
驚くほど軽くて薄い着心地、だけど暖かいというウルトラライトダウンは、圧縮すると小袋に収まるので、外での体温調節のために持ち運ぶのにも便利だ。また耐久撥水のため、傘の出番が少ない雪国のカナダには最適だ。形も、ベストやショート丈、ロング丈など、用途にあった商品を選ぶことができるようになっている。
カナダで大人気のフランネルシャツは、柔らかくて着心地が良く、デザインやカラーバリエーションがとても豊富で、自分の好みに合った一枚を見つけることができるので、この秋冬にぜひ一着欲しいという人を大勢見かけた。
オープン初日には商品を購入した先着500名を対象に、ヒートテックの無料配布が行われた。オープンから1時間しか経過していないにも関わらず、女性用ヒートテックはすぐに終了してしまうほど、大変な賑わいをみせた。昼過ぎからは、商品の無料配布やディスカウントチケットが当たるルーレットイベントが開始され、100人近くの大行列ができるなど大反響の一日となった。
ユニクロのファンも大勢いる中国系の人が多く住むマーカム市。かねてより同市に住む人々からも熱烈な出店ラブコールを受けており、今回実現したユニクロCFマークビル店。取材した中でも、この日のオープンを楽しみにしていた人は数多く、ユニクロがここカナダで絶好調を遂げていることを体感できる一日だった。
オープンに駆けつけたユニクロファンに聞きました!
今日はブラウスとシャツ、あとは息子のためにパンツを購入しました。以前、シカゴとフィリピンに行った時にもユニクロで購入したことがあります。娘からユニクロが機能的にもファッション的にもとても良いといつも聞いています。良心的な値段でありながら、ベーシックでコーディネートがしやすく、かつ常に流行を意識した服を生み出していて、とても感心できるブランドです。
今日は、仕事用のパンツとTシャツを買いました。故郷のシンガポールにいる頃からSNSでユニクロをフォローしており、マークビルにオープンすることを知り、今日は来ました。これまではダウンタウンまで買い物に行っていましたが、これからはここでユニクロを買えるので嬉しいです。
ワンピースと上着、それから下着を購入しました。ユニクロのことは私の娘が日本に住んでいたことがあるので、昔から知っていました。ようやくマーカムにオープンしてくれてとても嬉しいです。
今日はセーターとジャケットを買いました。今回が初めてではなく、ニューヨーク店で購入したことがありました。クオリティが高いことやテクノロジーを追求した商品開発にかける情熱が、洋服からだけでなく、パッケージや店内のレイアウトなどからも伝わってきますよね。
ユニクロはグローバル企業なので、みんな知っていますし、着心地がとても好きです。今日は、「外は寒いけど室内は暑い」という娘のために、脱ぎ着しやすく軽くて暖かいウルトラダウンジャケットを数着購入しました。大人だけでなく子どもにもヒートテックは最適だし、とても気に入っています。
ユニクロカナダ・最高執行責任者 林 泰寛氏 インタビュー
カナダでのビジネス拡大はようやく2合目。
ECサイトも急成長を遂げており、より一層ファンを増やしていきたい。
ーオープン初日とはいえ、大変な賑わいですね。
本日でカナダ8店舗目、トロントでは4店舗目となります。以前からマーカムにもオープンして欲しいという声をいただいていたので、ようやく期待に応えることができて良かったです。今日のオープン前にはおよそ1300名もの方に並んでいただき、本当に期待が大きいと感じております。
行列も大変嬉しいですが、一番大事なことはユニクロのファンになっていただくことなので、これからもお客様にご満足いただき、リピーターになってもらえるよう努力し、末長く期待していただけるブランドを目指したいと思います。
ーこの秋、立て続けに4店舗オープンするなどカナダでのユニクロ人気の高さを実感されているのではないでしょうか?
お客様の声だけでなく、各都市のショッピングモールからの引き合いも強いのです。ユニクロがあることでモール全体が活気づくとおっしゃっていただくこともあります。
2016年には2店舗だったのが、今年の年末までには9店舗になり、まだまだ出店拡大できると考えています。ただ、ユニクロのコンセプトである「LifeWear」という観点では、お客様のニーズにあったブランドになるためにやるべき課題も残っているので、引き続き精進します。
ーグローバルで業績好調の要因の一つにECサイトが挙げられておりますが、カナダでも先日ECがスタートしました。反応はいかがですか?
手応えを感じています。カナダ国内では特にモントリオールの売り上げが、バンクーバーに匹敵するほど伸びています。ここからはECサイトにも力を入れてさらなる成長を目指します。
ー現在展開しているヒートテックのキャンペーンが大好評です。
ヒートテックはカナダ人のために作られたのではないかと思うくらいカナダの方に好評をいただいています。カナダの多くの人たちにまずは体験していただきたく、トロント国際映画祭やカナダの主要5都市で4万5千着のヒートテックを無料配布するキャンペーンも行なっています。
ヒートテックというのは、ユニクロのテクノロジーや品質を知っていただくのに最適な商品なので、これをきっかけにより興味を持ってもらえたらと考えています。
ー日本人読者に向けてメッセージをお願いします。
ユニクロに期待してくださってありがとうございます。そして、マーカムやミシサガの方にはお待たせしてしまい大変申し訳ございませんとお伝えしたいです。引き続き期待に応えられるよう頑張りますので、みなさまどうぞお店にお越しください。