ボリュームたっぷりのエチオピア料理
Danforth Avenueの地下鉄Greenwood駅とWoodbine駅の間には、たくさんのエチオピアのお店が立ち並んでいます。今回はGreenwood駅から東へ徒歩5分の場所にあるWazema Ethiopian Restaurantを試してみました。外の看板は目立たない色合いで本当に営業しているのかなと一瞬思いましたが、窓から薄暗い店内をのぞいてみると意外と人が入っていました。エチオピア人の家族連れが多かったので、本場の味なのかもしれません。
さて、エチオピアと言えばIngeraというTeffというイネ科の穀物の粉で出来たクレープ状のパンが主食です。Teff Flourは北米でグルテンフリーの高まる需要もあり、健康食品店でも売られています。カルシウムや鉄分が豊富でハリウッドセレブも愛用するSuper Foodなのだそうです。IngeraはSourdoughと同じプロセスで発酵されて作られるため、酸味があります。この酸味はふつうのSourdoughよりパンチが効いているので、酸っぱいのが苦手な人はお友達にパンを食べてもらい、パンの上のWatと呼ばれるシチューや付け合わせを楽しみましょう。シチューはひよこ豆、干しエンドウ豆と玉ねぎで出来ています。付け合わせはケールやキャベツ等アブラナ科の菜っ葉の煮物、炒めた肉が定番です。エチオピアはイスラム教徒とカトリック教徒が半々を占め、豚肉は一般的にア食されていないそうです。このお店のメニューではお肉は牛と羊のみでした。どれもたっぷりの香辛料で味付けされています。
今回は子連れでしたので、辛くないVegetable Platter Comboにしました。今までエスニック料理店でさんざん辛くないことを確認して注文したあげく、やはり辛かったという経験が多いので、今回も念押ししましたが、幾つかある付け合わせのうち半分は辛かったです。少し辛かったものも、どれも濃厚な味でおいしかったです。2人前でも幼児1名含む4人でも食べきれないぐらいのボリュームでした。2人前で15ドル程度でしたので、とてもお得感があります。エチオピアの人たちは右手でパンをちぎってシチューにつけて食べるそうです。私たちも手でそのままいただきました。ちなみにトロントのエチオピア人口は6000人強で日本人コミュニティの半分の規模だそうです。何となく日本人コミュニティより大きいイメージがありましたので、意外でした。
Wazema Ethiopian Restaurant
1360 Danforth Ave
416-466-5713
月-金12pm-1am(週末は2amまで)