カナダで免許を取得するまで —G1とG2の間:ドライビングスクール編・後編—
なんだかパッとしない暖かさが続くトロント。もう五月も半ばに入るのにそろそろ暑くなってくれないと夏が短いよー!!と焦る愛です。こんにちわ。でも、暑すぎるのも苦手なのでこんな感じでいいのかもしれないと心の何処かで思っているのがバレるときっとカナダ人に怒られてしまいますね。。。
さて、「カナダで免許を取得するまで」シリーズが続いておりますが、前のやつはこちらからどーぞ。
G1編[https://torja.ca/editors-blog/canada-lisence-g1/]
G1とG2の間:待機編[https://torja.ca/editors-blog/canada-lisence-g1-g2/]
G1とG2の間:前編[https://torja.ca/editors-blog/canada-lisence-driving-school1/]
さて、前編ではドライビングスクールに通う利点をお話ししました。今回は実際の授業の内容に注目してみましょう。
学生を修了してしばらく経った身からすると1日連続で5時間の授業を受けるのを4日間もするって結構大変で、またパソコンに慣れてしまっているのでノートを取る手もすぐ疲れる、文字を書くのって大変なんですね。。しかも私はカレッジの時でさえ授業中にノーパソを使用することも多かったのでアナログな生活って大変だなと改めて思いました。
ちなみに、たまたま私の先生がアンチテクノロジーな人なので授業中のスマホ・パソコンは使用禁止でした。
授業を受けていてショックだなーと思ったのはやはりトロントの事故の多さ。大小問わなければ約3分に一度のペースで事故が起きているようです。さらに死亡事故も1日1,2回は起きている計算になります。それだけ事故が多いと自動車保険が高いのに納得できてしまいそう。一度事故を起こすと一生涯の保険料金アップになってしまうので気をつけてほしいと思うのですが、みんな自分は大丈夫だと思っているのだよ、という先生の言葉が印象的でした。
日本との違いを大きく感じたのは飲酒運転の概念とチャイルドシートのルールの厳しさでした。カナダではGのフルライセンスを取得するともちろん個人差はありますが1杯ぐらいなら飲んでも飲酒運転になりません。スマートサーブを取得しているのでその知識が活かされこの部分はちょびっと楽チンでした。近年日本でも義務化されたチャイルドシートに関しては、カナダでは年齢指定というよりはその子供が本当に大人同様の体格に育っているかどうかを基準にしています。赤ちゃん、幼少期はもちろんですが、身長145cm、体重36kgを超えるまではブースターシートなどを使用する必要があること、チャイルドシートは製造されてから平均5年を超えると交通省の認可が切れてしまうのでセカンドハンドで購入する際はよくよく注意をすることなど、細かな決まりが多かったです。また、取り付け方に不安がある人は交番や消防署に持っていくと取り付けてくれるそうです。うちも出産後は退院の条件として看護士さんの人がチェックをしてくれました。他にも万が一の時にでるエアバックで圧死してしまう可能性があるので中学生以下の子供は助手席に乗せないという暗黙の了解もあるそうです。すでに助手席に興味満々な娘ですが、彼女が乗りたいと言えるようになる前に知ることができて良かったと思っています。
全体を通して授業の内容はG1を取得した時に勉強した交通ルールや法律に関すること、いかに安全に運転するかのポイント、緊急時の対処法などでした。毎日授業の後に小テストがあり、その合計と最終日のテスト、毎日の宿題の出来具合がチェックされて座学が修了します。確かに自分で勉強できる内容も含まれていますが、交通に関するルールは割と頻繁に変わるので授業を受けて最新の情報を確認するのもいいと思います。
最後に先生が日本の教習所のようなものを作るか、ドライビングスクールの受講をG2取得に向けて必須要項にする方向で国やオンタリオ州に訴えているという話を聞いて、できるだけ早くにその意見が通って、トロントの運転がもっと安全になったらいいな、と思いました。
次回からはドライビングスクールの座学ではなく、運転練習編を確認してみましょう。
ドライビングスクールの宿題をやるために購入した副教材
時間がなくてしっかり読んでないけど、、興味がある人はぜひ
LOVE