【2024.4.8】嘘じゃない!もうすぐ見られる!激レア皆既日食|特集「芸術に触れる春。嘘も楽しむ四月。」
皆既日食とは?
地球は太陽のまわりを反時計回りに一年かけて一周している。そして月は地球のまわりを反時計回りに約27日間かけて一周している。
地球と月の公転のタイミングによって、太陽と地球の間に月が入り、一直線に並んだ時に起こるのが日食だ。
日食は新月の時に起こる。月は地球に影を作り、太陽を見えなくする。その時太陽の一部が隠れることは部分日食といい、太陽が全て隠れて見えなくなることを皆既日食という。
そして月が太陽を隠しきれず、光が輪に見える金環日食もある。
東カナダにとっては希な機会
今回の日食の軌道はカナダではオンタリオ州南部はハミルトンやナイアガラ、キングストンから徐々に東部の州へと向かっていく。
実は最後に東カナダで見られたのは45年前で、キングストンにとってはなんと700年ぶり。そして次にナイアガラで見られるのは2144年だという。
今回、この貴重な体験が一番長くできる場所はナイアガラで、午後3時19分から約3分15秒皆既日食が見られると見込まれている。
残念ながらトロント市内やオタワなどでは部分的にしか見られないそう。
皆既日食の「神秘」とは
月で太陽が隠れ、ほんのわずかな光が指輪のように輝くダイアモンドリング現象など皆既日食はシンプルにビジュアルが神秘的ということで有名。
だがそれよりも深い意味での神秘を体験ができる日だということはご存知だろうか?
月は地球の水、潮の流れを影響する。人間の体は60%ほど水でできているとなると、月が私たちを影響するのは不思議なことではない。
歴史的に新月は「新しいスタート」、満月は「区切り」を意味してきた。そこに皆既日食や満月に起こる月食が重なると、月がもたらすエネルギーは多大なものとなると言われている。
浄化が期待されるため日食の日に瞑想やデトックス、断捨離をする人も少なくない。
この日は私たちをどう影響する?
今年4月に北米で見られる皆既日食は星占いの視点から見ると「独立」や「勇気」、「個性」などがキーワード。このような「ご利益」にあやかって新しいことを始めてみるのも悪くなさそうだ。
または自分が想定していなかった新しいチャンスが巡ってくる可能性も。もしその出来事に迷ったとしても、「日食は物事が進むべき方向に進んでいるから起こる」と考えれば少し前向きに考えられるかもしれない。
皆既日食の日には地球上のエネルギーが変動するためバランス感覚が鈍くなったり、体が重く感じたりするほか、気持ちの変化に敏感になりやすい場合も。
衝動的に行動するよりかは、地球と月のエネルギーに身を任せてみるのも吉。
おわりに、注意したいこと
外に出て見に行かなくとも、4月8日は皆既日食のパワーでみなぎる1日になるであろう。希なイベントなので人混みや渋滞などが想定されるので外出する場合は気をつけたい。
そして最も大事なのは皆既日食を観察する場合、失明のリスクを避けるため必ず日食メガネを使用すること。肉眼や望遠鏡、双眼鏡などを使って直接見ないこと。
子供たちの安全のため、オンタリオ州の教育委員会は学校によっては授業を早く切り上げることや休校にすることを視野に入れているそう。
ぜひ身の安全と目の安全を優先しながら貴重な1日を過ごしたい。