「世界を知り、理解するための必須ツール」細谷 萌さん トロント滞在歴6ヶ月|英語とわたしとカナダ
細谷 萌さん
新潟県出身 / 大学3年生 / トロント滞在歴6ヶ月
【経歴】
2019年 4月 静岡の大学で国際文化を専攻
2019年 6月 模擬国連にレバノン大使として参加
2019年 8月 Save the Children Japanで翻訳ボランティア
2021年10月 留学するために大学休学を決意
2022年 4月 トロントへCo-op留学
ロサンゼルスの雰囲気に魅了され、
「将来は絶対海外に住む!」
幼い頃から母が借りてくる洋画のDVDを家で一緒に見ていて、映画に出てくる海外の生活や英語の響きに“憧れ”の気持ちはありました。中学校に入って授業で英語を学ぶようになってから、「みんなより英語が得意かも?」と気づき、それが嬉しくて英語だけは手を抜かずにしっかり勉強していました。
高校1年生の秋に2週間ロサンゼルスに行き、何もかもが大きくてザ・海外な景色やフレンドリーな雰囲気に完全に魅了されました。その時に「将来は絶対海外に住む!」と決めました。
女手一つで私たち三姉妹を育ててくれている母の応援に感謝
国際問題に興味があったので、大学は国際学科に入り、模擬国連に参加したり、NGOでボランティアをしたりして、英語力向上に努めていましたが、英語や外国人と関わる機会を重ねるごとに、私の海外志向は増していきました。ですが、家があまり裕福ではなく、母は女手一つで私たち三姉妹を育ててくれていたので「留学したいからお金を貸してくれ」なんて言うことは考えたこともありませんでした。
大学の学費や生活費などをアルバイトと奨学金から払っていたので、お金は一向に貯まらず、諦めとは違うのですが、「とりあえず就職して、お金が貯まってから海外に行けばいいか」と自然に思うようになり、しばらく英会話に通いました。しかし、進路について考えていた大学3年生の夏に、自分のやりたいことが全て英語を使うものや海外で働くことだったので、「やっぱり今、海外を経験してから進路を決めたい」と思い、ダメもとで母に相談したら、喜んで賛成してくれました。応援してくれている母には、お金のかかる娘で申し訳ないという気持ちと感謝でいっぱいです。
わたしの英語学習
「MARVEL」の映画が大好きで何百回見ても苦ではないので、自分が知らない単語や言い回しが出てきたら、意味を調べて何度もリピート再生しシャドウィングして脳内にコピーします。あとは、大学では国際学科で英語系の授業が多かったので、積極的に英語が学べる授業を履修して、なるべく大学にいる時間内で英語を勉強できるようにしていました。独り言を英語でぶつぶつ言ったりもしています(笑)。
全員カナディアンの中に1人留学生の日本人という孤立感
今、カナダ人の彼氏がいるのですが、彼の話を1度でスムーズに理解できない時や、自分が言いたいことを100%そのまま伝えられない時にとてももどかしい気持ちになります。
先日、彼の実家のサンクスギビングディナーに呼んでもらい、彼の兄弟や親戚家族が大集合したのですが、みんなが私に気を遣ってゆっくり話してくれているのがあからさまに伝わって、その優しさは嬉しかったのですが、全員カナディアンの中に1人留学生の日本人という孤立感や「ここにいるべきではない」という疎外感を勝手に感じてしまい、だいぶ落ち込みました。ですが、彼との関係のためにも、英語力向上のためにも、逃げずに勉強し続けるしかないので、今は気持ちを切り替えてまた英語の勉強を頑張っています。
「英語だけの環境で働く」ことが
一番早く英語が伸びると感じる
トロントに来てすぐの時、TTCの地下鉄に乗っていたら、突然アナウンスが流れました。当時の私は全く聞き取れず、「なんだろう?」と思っていたら次の駅で沢山人が降り始めました。「あ、降りろってことなのか!」と一瞬で判断し、急いで私も降りました。ですが、振り返って電車を見たら普通にそのまま乗っている人もたくさんいて、私が困惑している間にドアが閉まり、電車は去っていきました。
今だから分かりますが、アナウンスは全然関係のないもので、ただその駅で多くの人が降りただけでした。アナウンスが聞き取れず、焦って電車を降り、次の電車を待つ、というのは自分の中でなかなか恥ずかしかったです。
やっぱり「英語だけの環境で働く」ことが一番早く英語が伸びると感じます。カレッジでの座学よりも日本食レストランでサーバーとして働いていた時よりも、完全英語のカフェで働いている今の方が英語がスラスラ出てきます。お客さんの会話でクスッとしてしまった時に「あ、私、聞き取れてる」と自分でも驚きました。
【一問一答】
- カナダに来た時の英語力
TOEIC 880 (2021年8月) 日常会話レベル - オススメの学習ツール
YouTube『StudyInネイティブ英会話』 - もし不自由なく英語ができたら?
NGOや国際機関で、世界の問題を解決するために働きたい!