ゴルフ体験記 第10回 石渡俊彦の1分間ゴルフ改造ストレッチ
11番目は先生と言えるかどうか?「石渡俊彦の1分間ゴルフ改造ストレッチ」なる本です。
60歳に近づくにつれ、疲れる、と言ってはビタミン剤や栄養剤をのみ、ボールが飛ばなくなった、と言っては新しいドライバーを次から次へと買い換えて、いろいろ試してみましたが、思うようにいきません。
それで、「歳を取れば体力が減退するのは当たり前」と言うことに立ち向かって挑戦することにしました。
体力作りのために、スポーツジムに行く決心をし、そこでゴルフのトレーナーを探したのですが見つかりません。仕方なく大奮発して有名ホッケー選手のトレーナーに付いてもらい基礎から体づくりをしてもらいました。週3回のスポーツジム通いと、毎朝45分間ストレッチ運動を続けるのは大変でしたが、そのお陰で、見る見るうちに体力を回復、足腰のバランスも良くなって、スイングが安定するようになりました。
ご存知でしたか?歳をとっても努力すれば筋肉は付くんです。実はハンディキャップも8から5まで下がりました。僕のゴルフ人生で最高潮はこのころでした。
丁度その頃、日本へ出張した折に本屋で「石渡俊彦の1分間ゴルフ改造ストレッチ」なる本とDVDのセットを見つけたのも幸いでした。この石渡流ストレッチは目からウロコが落ちたほど、身体の硬い僕にとっては、とっておきのバイブルとなりました。この石渡流ゴルフメソッドは、長年不調だった中嶋常幸プロにストレッチ・コンディショニングをはじめて、2002年に7年振りの優勝へと導いたことで有名です。
石渡氏曰く、「身体のメインテナンスをきちんとすることで、ゴルフも人生も変わる!」。同感です。みなさんも、大いにストレッチしてゴルフと人生を楽しみませんか…?
他にもいろいろとご指導してくださった先輩諸氏、友人諸氏もたくさんいらっしゃいますが、何と言っても我最高の先生は、僕の生徒さん達です。2006年から始めたレッスンですが、大勢の生徒さんに多くのことを教わりました。僭越ながら、「教えることは、これ正に教えられること」と知りました。これからも、もっともっと教わりたいと願う毎日です。
カナダ・ゴルフ・ティーチングプロ 藤井 勇
ゴルフ暦:38年 オンタリオ公式ハンディキャップ:7
2006年9月25日にオンタリオ州クロスウインズ・ゴルフクラブで行われた2006年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに初挑戦し、スー パーシニア部で初優勝。2007年10月にラスベガスで開催されたゴルフティチャーズ・ワールドカップにカナダ代表として初出場、スーパーシニア部門で4 位入賞。2009年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに再挑戦し、スーパーシニア部門で2度目の優勝を飾った。