【第11回】本格的なキャンプができるKillbear Provincial Park|グレートレークスとブルーサークルの旅
ビクトリアデーも終わり本格的な夏が来ますね。カナダに来た頃はビクトリアデーまでは雪が降るなんて、トロントに住む先輩方に言われて驚いたのを覚えています。
レイバーデーまでの約12週間短いトロントの夏を存分に楽しみましょう。本格的なキャンプがトロントから3時間の場所でできるKillbear Provincial Parkの魅力について深掘りします。
なぜ「Killbear」?
今から160年前には、この一帯にはよりも多くの木材資源があり、多くの木こりたちが稼ぎにやってきていました。多くの人が集まっている時に熊が来て人が殺されたというのが名前の由来ともいわれてますが、逆に人が多くの熊を殺した場所とも言われていて実際のところはよくわからないというのが実態のようです。
ただこの地に住むファーストネーションたちが後に公園ができるこの一帯にあった岬を熊崎と呼んでいたこともありヨーロッパ人が来る前からもともと人と熊がよく出会う場所であったようです。
そんなおどろおどろし名前とは裏腹にこの地域は、ジョージアンベイの入り組んだ景色が織り成す美しい景色を見ることができる場所ということとトロントから3時間弱という好立地であるという地理的条件を備えていることもあり多くのキャンパーが日帰り・長期滞在問わず多く訪れる場所として非常に有名な場所になりました。
ユネスコ世界生物圏保護区
ジョージアンベイ生物圏保護区は、カナダに19あるユネスコ世界生物圏保護区の一つで北アメリカの五大湖で最大の島々からなる群島です。地元では「30000アイランド」として知られ、入江や島や浅瀬の複雑な関連からなり、その低い丘や尾根が隣接し、カナディアンシールドの縁に沿って広大な景観が広がります。
公園では何をする!?
公園に入る前に多くのレンタルショップがあり、カヤックやカヌー、マウンテンバイク、キャンプ用品も貸し出してくれます。7つのキャンプ場があり、キャンピングカーでも滞在できますし、食品を安全に保管するためのフードロッカーが付いているものもあります。
ビジターセンターでは、夏の間さまざまなプログラムが準備されており、ガイド付きハイキングや子供向けプログラムのほか、夜のプログラムでは自然と人間の歴史を知ることができます。
カナダスペシャリスト・グレートレイクスペシャリスト・トラベルアドバイザー
Google Local Guide Level 7
心に残る旅行手配をモットーに約20年にわたって旅行業界でツアー企画、法人出張、チャーター機の手配をしていました。インスタグラム「 michitravel_channel」では、心に残るカナダアメリカ中西部の魅力を発信しています。いいねやフォローいただけたらとても嬉しく思います。