JCCC映画鑑賞会「犬に名前を付ける日」
東日本大震災5年、特別記念ファンドレージング上映会
「犬に名前を付ける日」
2016年3月10日(木)会場 6:00pm / 開演 7:30pm
同作品は動物愛護センターから犬や猫を救い出している人たちや、東日本大震災で置き去りにされた動物を保護している人たちの活動を4年にわたって追い掛け、200時間を超えるドキュメンタリー映像に、取材する側=久野かなみ(小林聡美)を主人公としたドラマを加えたドキュメンタリードラマである。
愛犬を亡くし、何をしようにも気力が湧かなかった久野かなみは先輩監督に「悲しむ暇があるなら、犬の映画を撮れ」と励まされ、犬の命をテーマにした映画を撮り始める。かなみは、愛護センターで殺処分される犬猫や、2011年の東日本大震災後、福島の原発20キロ圏内に取り残された犬猫の姿を目の当たりにして大きなショックを受ける。しかし、取材するうち、過酷な状況から一頭でも多くの命を救おうとする人たちと出会い、彼女たちの真剣な取り組みを知ったかなみは、「自分には何ができるのか」を問いかける。
だが、かなみは犬たちの悲惨な状況を取材するだけで何もできない自分のふがいなさを元夫前田に告白する。カメラマンの前田は「自分たちの役目はそれを撮って伝えることではないか」と励まし、彼に背中を押されたかなみは保護されたあとの犬たちの取材を始めた。行き場のなかった犬たちが新たに出会った人たちと支え合いながら生きている姿を見て、犬と人のつながりにもいろいろな形があることを知る。「嘆くだけでなく、自分でできることをしよう」そう気づいたかなみは、ある決心をするのだった。
当日は会場に山田あかね監督が登壇。挨拶や質疑応答が行われる。また映画上映前には午後6時より商工会コートにてチャリティフード販売も行われ、全収益金はJCCCファンデーション日本地震救済基金(JERF)の奨学金に追加される。
チケット:JCCC会員 $10 / 一般 $12 お問い合わせ:416-441-2345