【MESSAGE】JCCC Jerry館長メッセージ | JAPANESE CANADIAN CULTURAL CENTRE NEWS

カナダ日系文化会館(JCCC)は、これまでずっと「コミュニティーセンター」と「カルチャーセンター」という二つの役割のあいだで立ち続けてきました。 もしコミュニティセンターであるなら、「コミュニティー」とは誰を指すのでしょうか。 もしカルチャーセンターであるなら、誰の「文化」を紹介しているのでしょうか。そして、何が文化とみなされるのかを決めるのは誰でしょうか。 これらの問いに最終的な答えはありません。時代や言葉、人々の関係が変わるたびに、問い直し続ける必要があります。
JCCCは設立当初から、日系カナダ人が集い、戦時中の困難を乗り越え、新しい生活を築く場所であると同時に、 美しさや物語、体験を通じてお互いを理解し合う「ひらかれた家」として考えられてきました。つまり、「文化がわかる。心がかよう。(Friendship through Culture)」という理念のもとに建てられたのです。
1963年の設立以来、その友情は広がり続けています。 現在のJCCCには、日本からの新しい移住者、日系と他の文化を併せ持つ人々、長年活動を支えるボランティア、アーティスト、武道家、そして好奇心や思いやりで訪れる多くの人々が集います。 しかし「インクルージョン」は自然に生まれるものではありません。聞くこと、共に文化をつくり分かち合うことによって、日々新たに築かれるものです。
いま、世界は不確かで、変化の速度も増しています。 家族の形も歴史の記憶も分断され、居場所を見つけることは簡単ではありません。 だからこそ、文化は生きるための力であり、変化を理解し、そこに意味を見いだすための手段なのです。 JCCCは、文化を「つくり」、そして「分かち合う」ことを通して、人々がつながり、問い、共に生きる力を育てていきたいと考えています。
世代をこえて、日本文化と日系カナダ人文化をともに祝いましょう。 それは固定された伝統ではなく、いまを生きる実践です。 どうぞ気軽にお越しください。ここをあなた自身の居場所として、そして共に未来を形づくる場所としてください。














