印象を上げる逆質問、下げる逆質問|就活に打ち勝つ!ワーホリ・留学生のための「帰国キャリア」【第15回】
面接対策をしていく中で、ついつい準備を忘れがちなのが逆質問。逆質問の時間をうまく使えば、印象をぐっと上げることもできます。1次面接や2次面接の時点で「質問はありません。」と答えてしまうと、企業に対して興味や意欲が無いと思われてしまうので、事前にしっかり準備しておきましょうね。今回は、印象を上げる逆質問と下げる逆質問をそれぞれ理由も踏まえてお伝えします。
■印象を上げる逆質問
①「配属先社員の一日の行動スケジュールを教えていただけますか」
②「御社で活躍している社員の共通点はありますか」
③「入社までにさらに勉強をしておくことがあれば教えてください」
④「前職の仕事と同時に〇〇の勉強もしており、将来的に活かせればと思っております。
営業での頑張り次第では、〇〇のポジションへのチャレンジもさせてもらえますか」
<質問のポイント>
入社後のイメージを膨らませることのできる質問をする、面接中にアピールできなかったことを補足する、やる気を見せる
上記のポイントをおさえて質問することで、自身のスキル・経験を活かし会社でしっかり仕事を頑張っていきたいという意思が伝わります。また、面接中に面接官が話してくれた内容を具体的に掘り下げる質問をすることで話をしっかり聞いた上で質問をしていることが伝わり印象アップに繋がります。
■印象を下げる逆質問
①「有給消化率はどのくらいですか」「有給は使えますか」
②「御社の強みはなんですか」
③「研修制度はしっかりしていますか」
④「ノルマが達成できなかったときはどうなりますか」
<印象を下げてしまう質問の共通点>
福利厚生や待遇面ばかりを気にする、自信がない=仕事に対して受け身な姿勢だと感じさせる、抽象的な質問で面接官を困らせる、Webサイトや求人情報などで調べればすぐ分かることを聞く
福利厚生や待遇ばかりを気にする人は仕事のやる気を疑われ、研修制度や先輩のフォローを期待する質問はNGです!また、学校ではないので“勉強させてください”“育ててください”という人は必要ありません。「勉強していくぞ!」という姿勢はよいので伝え方を工夫しましょう!
面接中少し言葉に詰まってしまっても、逆質問の時間で挽回できることもあります!面接を受ける企業のことは必ず隅々まで調べ、しっかり準備して挑みましょうね!
帰国キャリアドットコム
篠山 美季(Miki Sasayama) Facebook: @kikokuconsulting
新卒で入社した会社ではコワーキングスペースの運営責任者として、スタートアップのビジネスマッチングや次世代の働き方のセミナーなどのイベントを数多く実施。その後、ITベンチャーの人事として入社し、採用と組織改革を行い、現在はその経験を活かし帰国者の就活の支援を行っている。