カナダ、6ヶ月ぶりに利下げ | カナダニュース報道局
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カナダ銀行(Bank of Canada)が9月17日、政策金利を0・25ポイント引き下げて2.50%とした。これは過去6か月ぶりの利下げであり、雇用市場の悪化やインフレ圧力の低下を受けた判断だ。
変動金利モーゲージ(variable-rate mortgages)を契約している家庭では、支払い利息が即座に軽くなる可能性がある。住宅ローンの借り換えや新規借入での負担緩和が期待される。
一方、経済全体にとっては依然として不透明な側面がある。第2四半期の国内総生産(GDP)は約1.5%の縮小を記録しており、輸出が減少、企業投資も低迷。失業率は8月で7.1%に上昇し、労働市場の冷え込みが鮮明になっている。
将来の見通しとしては、年末にかけてさらに1回程度の利下げが見込まれており、市場では10月または12月の追加カットの可能性が40〜75%と予想されている。