TORJA × CREATOR’S LOUNGE アートで彩る、国際結婚
『国際結婚』
みなさんはこの言葉を聞いて、どんなことを思い浮かべますか?楽しそう?大変そう?面白そう?それとも…。Creators’ Loungeでは、国際結婚をされている方々のなかでも、クリエーターにスポットライトを当て、彼ならではの国際結婚にまつわるエピソードについてインタビューを行いました。インタビューに協力してくれたのはホームコンストラクターの福島次郎さん。国際結婚は、創作活動にどのような影響を与えたのでしょうか。今回はなんと、関連したアート作品まで大公開して頂きます!それでは伺ってみましょう~!
ホームコンストラクター/リフォーム、造園福島次郎さん(42)
結婚17年目。語学学校の教師だったカナダ在住のモニカさんと出会い、学校を卒業後お付き合いに発展。付き合って4年目でプロポーズ、結婚。
Qまず、国際結婚をされたことで何かギャップを感じることはありましたか?
全くなかったですね。私はもともと受身な性格で、この国の文化を学びたい、受け入れたいという気持ちが強かったので、文化の違いそのものを楽しんで受け入れていました。なので、ギャップはあまり感じませんでしたね。
Q反対に、日本の文化を知ってもらうためにされたことは何かありますか?
愛妻弁当を作りました。もともと手先が器用なので、人参を削ってロブスターを作ってみたり。あのお弁当で妻の胃袋と愛情をつかみましたね。妻もあの時のロブスターは今でも忘れられないと言ってくれています。
Q国際結婚されてよかったと思う点を教えてください。
ひとつ目に、全く違う2つの文化がフュージョン(融合)するということですね。子供にとっても、その文化の中で成長できるということがプラスになると思います。ふたつ目は、お互いの感情を伝えやすいところ。褒め言葉や愛の言葉もストレートに言えるので関係を深めることができるし、素直に伝え合うことで毎日をポジティブに過ごせると思います。
Q創作活動をされる上での信念やテーマなどを教えてください。
お客様に100%満足してもらうということですね。一番気に入った空間に住んでもらいたいので、1人1人のお客様と真摯に向き合い、そのお客様の個性や生活スタイルを取り入れたデザインにすることを大切にしています。そう言った意味で創作上のテーマはその時その時のお客様ですね。
Q国際結婚が創作活動に与えた影響は?
感情をきちんと表現するということです。お客様ともきちんと感情を伝え合ってそれを作品に表現するようになりました。また2つの文化のフュージョンということもあります。僕自身のオリジナリティである日本のデザインとカナダのデザインを調和させ、1つの作品を作るという私の創作活動も国際結婚の影響を受けていますね。
Qご自宅も次郎さん自身でデザインされているということでしたが…?
そうですね。妻と2人でアイデアを出し合いました。特にこだわったのは台所です。家族が最もコミュニケーションをとる場所なので、1番大きな部屋としてデザインしました。朝と夜、ご飯を食べながらその日1日の出来事を家族で共有します。そうすることで1人1人の状態を把握できますし、話をするだけでストレス発散にもなりますしね。カナダだとキッチンは一番奥にあることが多いのですが、家族の団欒の場としてうちでは家の中心になるように設計しました。「感情を率直に伝えること」「異なる文化の融合」という、国際結婚で得た秘訣。これらの点が、ホームコンストラクターとしての次郎さんの創作活動にも影響を与えているということが伝わってきました。
トロントの夏はイベントが多く、連日街は盛り上がりを見せておりますね。 Creators’ Loungeでは音楽系のフェスティバルをメインに、プロモーションやイベントレポートをやらせて頂いております。 UK発インディーフェスのBestivalを始め、カナダ最大のダンスミュージックフェス「MUTEK」、トロントアイランドが舞台の「Electric Island」などなど。海外のフェスは、日本のフェスとは比べ物にならないくらいの大規模さと盛り上がりを見せております!是非トロント滞在中に、一度は足を運んでみてくださいね。
イベントレポートは、下記URLより。
www.creatorsloungetoronto.com/category/blog/