ソロ初となるワールドツアーYoshikiインタビュー
ロックグループ・X JAPAN、そしてソロでも世界を魅了し続けるYoshikiインタビュー

シングル・アルバム総売り上げ枚数3000万枚以上、ワールドツアーでは全会場チケット完売と、世界的に多くの熱狂的ファンを持つロックグループ・X JAPANのリーダーであるYoshiki。
彼はソロ活動でも、『天皇陛下御即位10年をお祝いする国民祭典』での奉祝曲作曲・演奏、ワールドエクスポ『愛・地球博』イメージソング作曲・オーケストラ指揮、そして2012年、2013年と2年連続でゴールデングローブ賞公式テーマソングの作曲を手掛け、日本人初、そして2度のグラミー・ミュージアムのステージでのライブパフォーマンス、さらにアジア人初の同ミュージアムでの展示会が開催されるなど、これまでに多くの功績を残している。昨年全世界で発売された約8年ぶりとなるソロアルバム『Yoshiki Classical』でも、日本をはじめカナダ、アジア諸国など世界10カ国でiTunes Storeクラシックトップアルバムチャート1位を獲得、フランス、ノルウェー、オーストラリアでもTOP10入を果たすなど、世界中の音楽チャートを賑わせた。
そんなYoshikiがソロ活動では初めてとなるワールドツアー『Yoshiki Classical World Tour 2014』を行うことが2月に発表された。今ツアーはアメリカのCosta Mega Segerstrom Centre for the Artsでの公演を皮切りに、約3カ月に渡ってアメリカ、メキシコ、カナダ、ロシア、ドイツ、フランス、イギリス、中国で、世界8カ国10公演が行われることが現在までに決まっており、今後さらに追加公演が発表されていく予定だ。
今ツアーに際し、Yoshikiのエージェントであるアメリカ大手の『William Morris Endeavor Entertainment(WME)』の音楽部門トップ・Mark Geiger氏が「Yoshiki Classical World Tourを彼に何度も提案したが、Yoshikiからは3回も断られていた。しかし、その後何度も話し合って行くうちに、遂に彼を説得する事が出来た。WMEとしても、このツアーは絶対に成功させるつもり。こんなに素晴らしいアーティストがいることを世界にもっと知ってもらいたい」と語るように、ファンのみならず、業界人にとっても念願のワールドツアーであることが伺える。
そして来る5月10日、Queen Elizabeth Theatreにてトロントでの公演が開催される。トロント公演を来月に控えたYoshikiに、今ツアーに関してやトロントの印象などを伺った。
—今ツアーのコンセプトを教えてください。
『 Yoshiki Classical』はX JAPANと少し違って、とは言ってもX JAPANの曲のクラシックバージョンもやるつもりですが、今まで僕のクラシックというか、クロスオーバーな作品の集大成のようなアルバムを出しまして、そのツアーを行うことになりました。新たなX JAPANの曲やゴールデングローブ賞のテーマ曲をやらせていただいたので、その曲、天皇陛下の曲、ピアノコンチェルト等作曲家としてのYoshiki をお見せ出来るツアーになると思います。
—トロントでは以前にもX JAPANとして公演を行っていらっしゃいますが、ソロとしては初めてのステージになることと思います。今トロント公演に対し、どのようなお気持ちですか?
緊張しています。X JAPANの場合はドラムがメインですが、今回はピアノとストリングスがメインになります。だんだんコンサートが近づいて来て練習にも気合いが入ってきていますけど、緊張はしています。でも自信はあります。
—トロントの街やオーディエンスに対する印象を教えてください。
前回行った時にはあまり出歩けなかったのですが、とても洗練された街の雰囲気だったと思います。好きな街ですね。
—今トロント公演ではどのような演出や構成でのステージが期待されるでしょうか?
LEDスクリーンなどを持ち込み、他のクラシックコンサートなどとは違うエッジのきいたものにしたいと思います。もちろん『Endless Rain』などもやるつもりですので、皆さんが一緒に歌ってくれると嬉しいです。ロックコンサートのようなクラシックコンサートをやろうかな、と思っています。
—ツアー中は過密スケジュールのことと思いますが、時間があればトロントでやってみたいことを教えてください。
観光でしょうか。
—ツアーの楽しみを教えてください。
会場会場でファンの皆さんと交流し合える事だと思います。
—ピアニスト以外にも様々な顔を持つYOSHIKIさんですが、Yoshikiさんにとってピアノとはどのような存在ですか?
僕は言葉を学ぶ前からピアノを弾いていた気がします。一心同体というか。ピアノもファンも運命共同体だと思っています。
—作曲の際はどのようなときにインスピレーションが湧くのでしょうか?
無理矢理そういう気分にする時もあるし、とても曲を書きたくなる場合もあります。生活すべてがインスピレーションですね。
—多くのアーティストに多大な影響を与えているYoshikiさんですが、ご自身が最も影響を受けた人物はどなたでしょうか?
どのミュージシャンでもいろいろな形で影響を受けていると思いますが、これといった人はいないと思います。ソーシャルネットワークなど意見をもらうとそれを参考にしたりしますね。
—後に5月のトロント公演を心待ちにしている読者へメッセージをお願いします。
トロントの皆さん、X JAPANのYoshiki です。前回伺ってから3年以上経つのかな。今回はYoshiki Classicalとして伺います。新たなチャレンジなので、皆さんサポートしていただけると嬉しいです。会えるのをとても楽しみにしています。
『Yoshiki Classical World Tour 2014』 トロント公演情報
日時:5月10日(土)8:00pm (開場 7:00pm)
場所:Queen Elizabeth Theatre
チケット販売:ticketmaster 【www.ticketmaster.ca】
詳細情報:Yoshiki Official Site 【www.yoshiki.net】
Yoshiki
作曲家、ドラマー、ピアニスト。リーダーを務めるロックグループ・X JAPANはシングル・アルバム総売り上げ枚数3,000万枚、5万5,000人を収容する東京ドームを満員にすること18回という記録を持つ。今日、X JAPANの人気は海外にも広がり、北米、ヨーロッパ、南米、東南アジアを開催地に行ったワールドツアーのチケットは全会場で完売した。ソロ活動としても、1999年の『天皇陛下御即位10年をお祝いする国民祭典』での奉祝曲『Anniversary』作曲・演奏、2005年に愛知県で開催されたワールドエクスポ『愛・地球博』イメージソング『I’ll Be Your Love』作曲・オーケストラ指揮、2012年・2013年と2年連続でのゴールデングローブ賞公式テーマソング作曲など、これまでにも多くの功績を残している。