TORJA×TOYOTA試乗企画 レクサスES ハイブリッド 2014
レクサス・ハイブリッド・ドライブシステムを搭載し、ダイナミックな走りと抜群の低燃費を実現
レクサスES ハイブリッド 2014
1989年の登場から、レクサスのラインナップの中でもトップクラスの販売台数を記録してきたミッドサイズセダンのESモデル。そんな同車が2013モデルでフルモデルチェンジを行って第6世代へと移行、新たにハイブリッドモデルを導入した。従来からの人気車種にハイブリッド・システムを導入したことで、さらなる快適な走りを追求し続けている同車の魅力を今回は紹介していきたい。
まず正面からの外観が低い構えの先進的なフォルムと、前部から後部までの連続的なスタイリングライン、さらに排気管が見えないようスポイラーと一体化した後部デザインが特徴的。LEDデイタイムランニングライトとリアコンビネーションランプにはL字型モチーフを採用し、スピンドルグリルとライトのL字角度部分も相まって、独特な調和を醸し出している。
インテリアは開放感と安心感をコンセプトに設計されたモダンな装いで、今世代モデルからリアレッグルームが10.4センチ拡張、さらにヘッドルームも拡張され、リア部分の快適性がさらに向上。さらにカーゴスペースにはバッテリーを搭載しながらも342Lもの容量が確保されている。さらに15 個のスピーカーを持ち合わせたMark Levinson の最高級オーディオ・システムによる音響を加えれば、車内はまさにダイナミックな極上空間がもたらされる。
また、フロントシートは10段階の調整が可能なヒートドライバーシートが採用されており、シートを倒す角度や前後調節だけでなく、高さ調節も可能。さらに環境負荷を軽減するために開発された素材であるNuLuxeシートを採用し、安全面では10個のエアバッグを標準装備している。今世代からドアのオープン角度が大きくなり、乗り降りがさらにスムーズに。贅沢感を増すとともに、老若男女に優しいポイントがまた一つくわわった。運転席に至っては、ドライバーが道路前方から視線をそらす必要がないよう、ディスプレイゾーンとオペレーションゾーンを分離。低めのシート位置、そして適当なハンドル位置にカスタマイズして乗り込めば、まるでスポーツカーのコックピットに座っているかのように走りへの興奮が呼び覚まされる。
ひとたび運転してみれば、まず驚くのはその静粛性。スポーツモードでハイウェイを時速120キロで走っていても、まるで低速走行をしているかのように外界からの音は実に静かなもの。車の安定性も高く、高速走行時にもハンドリングにブレはなく、アクセルの加速感、ブレーキの効き具合も申し分ない。とくに同車のハンドリング性能は極めて高く、角度のあるカーブ走行もなんのその。市街でもハイウェイでも、場面を選ばず快適な運転を楽しむことができる。また、ブラインド・スポット・モニターなどの先端テクノロジーのサポートも手伝って、駐車や縦列駐車なども今まで以上にスムーズに行うことができ、使い勝手の良さがさらに際立つ。EVモード選択時以外では、ガソリンエンジンとモーター両方を使用しての走行や、低速走行時にはEVモードに自動切り替えなど、場面に合わせた走行を車が判断し、適切な動力に調整。複雑な操作なく、ハイブリッド走行が楽しめ、特に意識していなくとも環境に配慮した運転ができているという優れものだ。
技術、スタイル、パフォーマンス、そして低燃費 性を高いレベルで融合したレクサス ES ハイブリッド。洗練されたデザインと上質で優雅な走りを是非一度体感してもらいたい。
Details & Features
今世代モデルから新たに導入されたレクサスハイブリッドドライブ
今世代モデルより初めてESに採用となったレクサスハイブリッドドライブ。2.5L 4気筒アトキンソンサイクルエンジンとモーターを搭載。200 馬力のパワーを生み出しながら、市街4.7 / ハイウェイ 5.1(L / 100km)という低燃費性を実現。
選べる4つの運転モード
運転モードは「ノーマル」、「スポーツ」、「エコ」、「EV」の4つが用意されている。EVモードはガソリンを使用せず、バッテリーによりモーターのみを駆動させて走行できる。ノーマルモードが日々の走行に適した性能を備える一方、エコモードは燃費を重視。スポーツモードはエンジン回転数を高めに設定され、加速性能の向上が計られている。
高速走行時でも保たれる高い静粛性
空気抵抗を極限にまで軽減するデザイン、ボディ剛性を高めながら総重量を約40キロ削減、さらにコイルやサスペンションを改良したことで室内の静粛性が高められている。