TORJA注目のイベント トロント日本酒の祭典『Kampai Toronto』が5月29日に開催!
オンタリオ州の主な日本酒代理店12社が集まり、日本酒の知識と魅力を一般消費者に伝えるために結成されたSake Institute of Ontario(SIO)が主催する日本酒のイベント『Kampai Toronto』は毎年、数百人を超える来場者で大盛況となっており、今年5月29日に第3回目を迎える。
『Kampai Toronto』は日本酒の知識と魅力を伝えるために始まり、今年も日本、カナダ、アメリカから参加する予定の酒蔵は49という過去最大の参加数となり、当日、会場では120種類以上の日本酒、日本酒ベースのカクテルを楽しむことができる。
さらに会場には、「GUU」「ざっ串」「すしや」「金魚」といったトロントを代表する居酒屋・日本食レストランの他、「ki」「blowfish」「BENT」などのモダン・ジャパニーズを提供するローカルレストランなどの人気店15店が集まり、それぞれが日本酒とのペアリングをテーマにした食事を提供する。各店が提供する日本酒を意識した料理は毎年非常に好評を得ており、今年もさらに魅力的な料理が期待できる。
また今年の『Kampai Toronto』はイベントの一貫として、「 Sake Challenge」という新しい催しを用意している。これはカナダで初となる、日本酒の品評会だ。日本、カナダ、アメリカの酒蔵はオンタリオベースで販売されている日本酒を品評会用に提出する。
審査員はSake Institute of Ontarioが選んだトロントで有名な日本酒に詳しい6人。
・Hiro Yoshida (Chef & Owner, Hiro Sushi)
・David Beauroy (Wine Trade & Former Product Manager, Sake, LCBO Vintages)
・Richard Feldkamp (Product Consultant, Sake Tasting Panel Member, LCBO)
・Michael Pataran (Executive Chef, 99 Sudbury & Sake Writer)
・Zoltan Szabo (Wine Writer & Sommelier)
・Michael Tremblay (National Sake Sommelier, Ki Modern Japanese + Bar)
利き酒は4月28日に行われる。もちろん日本酒は銘柄を隠した状態で鑑定される。審査は点数制で行われ、優れた日本酒は改めて味を確かめ、いくつかのジャンル毎での優勝と総合優勝を決める。審査の結果は5月15日のKampai Torontoの記者会見で発表される。一般の人にはTwitterでも同時に発表されるのでしっかりチェックしておこう。受賞した日本酒は全て『Kampai Toronto』で試すことができるので、これも当日何を試すかの指針にしてみてはいかがだろうか。
会場で配布される日本酒テイスティング用のグラスは『Kampai Toronto』のロゴがはいったお猪口が用意されており、お土産として持ち帰ることができる。ここで試すことができる日本酒はオンタリオベースで販売されている日本酒だが、全てがLCBOで購入できるわけではない。中にはプライベートオーダーを受け付けているブースもあるので、気になるものがあったら迷わずに聞いてみるのが一番。全く購入できない場合は、その日本酒を置いているレストランの名前を聞いてみるのがいいだろう。酒蔵の人が日本酒を紹介してくれるので、日本酒のことをあまり知らない人も、日本酒がもともと大好きな人もきっとこのイベントで日本酒に関する何か新しい発見をすることができるのではないだろうか。当日は飲みすぎを防ぐためにも甘口から辛口、県別、種類別など個人でどの様に日本酒を飲み比べるか、簡単に計画を立てるとより一層イベントを楽しむことができるだろう。
日本酒を嗜むことがメインのこのイベントは19歳以上なら誰でも参加することができる。会場は昨年同様、ディスティラリー・ディストリクト内のFermenting Cellarにて開催される。チケットはウェブサイトから購入可能で、なくなり次第終了となってしまうのでお早めに!!
Sake Institute of Ontario(SIO)
Kampai Torontoを企画・実行している非営利団体。同団体はオンタリオ州の主な日本酒代理店12社が集まり、日本酒の知識と魅力を一般消費者に伝えるために結成された。『Kampai Toronto』の他、定期的に日本酒のイベントを行い、多くの人に日本酒の素晴らしさを啓蒙している。 また今年の3月に酒ソムリエのMichael Tremblayを日本酒大使として迎え、より一層日本酒の繊細な部分を一般消費者に伝える試みをしている。