【カナダ全土より子供から大人まで300人を超える選手が集結 】第21回 カナダ剣道選手権および第2回カナダジュニア剣道選手権|8月12日・13日
剣道世界大会は3年に一度開催されており(2024年夏にイタリア開催予定)、そのナショナルメンバー選出基準となるカナダ選手権はその前年に行われている。2021年にフランスで開催予定だった世界大会、また2020年のカナダ選手権はコロナの影響により中止となったため、実に6年ぶりの選手権大会となった。
ジュニア選手権大会は昨年カルガリーで開催されたのを皮切りに毎年行われることとなったが、今年は子供と大人の試合をトロントで同時開催するカナダ剣道界初のビッグイベントとなった。近年、オンタリオ州の剣は30~50代の若い世代の先生が中心となり指導にあたっている。年3回の大人の大会、年2回の子供の大会は恒例となっているが、その他、女子稽古会、子供稽古会、道場をまたいだ交流の場も多くあり、子供も大人も仲良く、かつ切磋琢磨している。
ジュニア選手権監督の宮本広一氏によって選抜された選手たちは稽古を重ね万全の体制で当日を迎えた。順調に勝ち進み、決勝戦の相手は昨年同様BC州。BC州の剣道の歴史は長く、レベルも高い。5人制の戦いだったがオンタリオ州とBC州は5人目まで勝敗がつかなかった。この時点でオンタリオ州の剣道のレベルの高さを多くの人が目にすることとなる。最後は代表戦というかたちで一本勝負、大接戦を繰り広げ、2分半のところで惜しくも面を取られ惜敗した。
アメリカゾーン審判講習会
カナダナショナル選手権を終えたのもつかの間、翌月となる9月16、17日の二日間は大規模な審判講習会がトロントで行われた。この講習会もまた翌年行なわれる世界選手権を見据えての審判講習会であり、ハワイも含めたアメリカ全土より5段以上の先生がトロントに集まった。
今回この講習会には、世界大会の日本代表候補として日本トップレベルで活躍している選手(男子3名・女子2名)と先生が招かれた。講習会は2日間渡り、ジャパンメンバーとカナダメンバーが試合をしそれを審判する、という形式で行われ、審判員の心得から深く学んだ貴重な2日間であった。
【ジュニア個人の部】
11歳以下の部 第3位 R.Wong (Markham Kendo) / S.Lee(Renshin Kendo)
14歳以下の部 第2位 Risako.Harada(Toronto Kendo)
16歳以下の部 第2位 Rihiro Harada (Toronto Kendo)/ 第3位 T. Miyamoto(Toronto Kendo)
19歳以下の部 男子 第3位 D. Soso(Toronto Kendo)
【ジュニア団体戦】
ユースチーム 第3位 Makham Kendo A
女子シニアチーム 第3位 Nord Kendo
男子シニアチーム 第2位 Toronto Kendo
州対抗チーム 第2位 Team Ontario
(D.Soso/R.Harada/H.Lee/L.Lee/T.Miyamoto)
【個人戦】
マスターの部 優勝 H.J.Choi(Jungko Kendo)
第2位 H.Sumi(Markham Kendo)
【団体戦】
女子クラブチーム 第2位 Toronto Kendo Club
女子州対抗 第2位 Team Ontario
州対抗チーム 第3位 Team Ontario