第21回 リモートワークの 可能性|トロントの多様性をクリエイティブに楽しむ
新型ウイルスの影響は全世界・多方面に広がり、日本はもちろんカナダも大変な時を過ごされていると思います。ただ今回の様な経済的にも危機的なケースから働き方の意識も変わり、何か変化をするべきタイミングだと思いますので、今回はリモートワークの可能性に関して書いていこうと思います。
欧米では一般的に広まっているリモートワークですが、日本ではまだまだ広がっていないのが現実です。日本人の商習慣として、まだFace to Faceでの商談が当たり前だったり、会社に出勤するのが当然だといった風潮があるのは間違いありません。特に世界で非常事態宣言が出ている中でも、日本での出勤は可能でしたり、何だかとてもはっきりしない、何とも日本らしい結果を招いたのは間違いないでしょう。
ただ今回の様な本当は起きて欲しくは無いケースから、今までは当然の様に行ってきた商習慣や会社のあり方を見直す良いタイミングになることは間違いないかもしれません。私の会社は早々にリモートワークを主軸に置き、基本外出禁止の処置を取りました。その決断が早かったからこそから、リモートでの会議も早々に慣れ、仕事の生産性も上がりました。
私が実感したリモートワークのメリットは、「会議のアジェンダがハッキリする(無駄な会議がない)」「上記に伴い、会議時間も省略できる」「通勤時間が必要無い」。
さてデメリットはどうでしょう。「お互い初見だと難しいかもしれない(人柄や温度感は分からない)」「会議に余白が生まれにくい(雑談も時には大事ですよね)」「生産性だけ高めても生活が窮屈!」笑。
如何でしょうか。今回はリモートワークに関しての可能性、それに対するメリット・デメリットを主観的に書かせていただきました(もちろん大前提としてリモートワークだけでは成り立たない業種もあるのも当然です)。私もリモートワークだけの暮らしは窮屈だなと思いますが、今後益々可視化され無駄も削ぎ落とされていく社会になりそうですよね。
加藤 豊紀
Creators’ Lounge Inc.代表、Japan Expo Canada Inc. (Japan Festival Canada) ディレクター、Toronto.Tokyoプロデューサー 。2012年に警察官から、クリエイターの表現の場を創るために世界へ。トロントを拠点に事業を展開する。
Twitterアカウント: GOODMUSICTOM