トロント市はレストランのパティオスペースを歩道や道路に拡大するビジネス復興策を検討


トロントのジョン・トーリー市長は、レストランのパティオスペースを歩道や道路まで拡大できるように検討していると発表したが、この意見に、地元レストランの経営者らはこの計画が唯一自身のレストランを救える手立てかもしれないとインタビューで答えている。このインタビューに答えた経営者によると、テイクアウトやデリバリーだけでないスタイルでレストランの営業が許可されたら、市が歩行者天国などの措置をとることで、来店客それぞれの距離を保つことができるとし、これは特にレストランやカフェが並ぶストリートではうまくいくであろうと続けた。

報道では多くのレストランオーナーが今後の経営に悩み苦労しているという。すでに従業員を解雇し政府からのビジネス支援策も全て利用しているが、この状態が続けば続くほど経営も困難になっていくとされる。一定の物理的距離を保つ状態でお店をオープンする場合、通常の半分以下のテーブルしか設置することができず、それでは家賃を含めたコストを賄うのには十分でないという。

そこでさらにスペースを拡大することができればもう少しテーブルを設置することができ、経営も続けられるかもしれない。他に選択肢もないため、パティオの使用が許可されれば従業員や来店客の安全を考慮した上で再開していきたいと述べた。インタビューに答えた経営者は、全てはまだ終わっていないとし、政府のさらなるサポートを待つという。

ジョン・トーリー市長はこのパティオ拡大計画は経済の復興に役立つと考え検討している。市の全体的な復興プランの一部として交通機関の職員にどの地域のレストランがパティオ空間を拡大できるか、どの地域が道路や歩道のスペースを取るのに適応できるかなどを特定するよう指示しており、近日中にそのリストを発表するという。

市長はこれによってトロント市民が少しでも夏を楽しめると同時に、レストランにとってはライフラインとなり得るだろうと述べ、形式にとらわれずこの計画を通していきたいと述べている。