先人に思いを寄せる日
読者の皆様こんにちは。Takutoです。
このコラムを書くのも2回目となりました。
参考のためにいろいろな方のコラムを拝読していると、皆さん本当にたくさんの場所に行かれています。非常に活動的な方が多く、私にとっても勉強になります。
そこで触発され、私も寒いなか街に繰り出してみると、多くの方が胸に赤い花のバッジをつけていました。皆さんも気づいた方は多いと思います。これはポピーの花と言うものです。
カナダでは、Remembrance Day(リメンバランスデー)といって、ちょうど100年前の第一次世界大戦の戦没者追悼の意を表し、彼らに思いを寄せるものなのだそうです。
毎年11月11日の終戦の日に行われますが、今年はちょうど終戦から100周年の節目の年。例年よりもバッジを装着している人は多いと聞きます。
ポピーの花、「ヒナゲシ」「虞美人草」と言われたほうが、日本人には馴染みがあるかもしれません。
赤いポピーの花は、ギリシア神話の眠りの神ソムアヌが、豊穣の神デメテルを鎮め、眠りにつかせるために創造したといわれています。そして花言葉は「consolation」で「慰め」。
追悼を象徴する花にはぴったりかもしれません。
終戦協定がなされたのはこの日の11時。この時間になると、人々は1分間の黙祷をします。この間の静寂な空間は、まさに100年前に時間が遡ったかのようでした。
後に聞いたのですが、カナダ人最後の戦死者は、この日の10時58分、終戦の2分前に亡くなったとのことです。彼は100年後のポピーの花を、どのような思いで見つめるのでしょう。
カナダではRemembrance Dayですが、お隣アメリカ合衆国では『退役軍人の日(Veteran’s Day)』と呼ばれているらしいです。
日本では某有名なお菓子の日でしょうか。調べてみると、他にも「麺の日」「もやしの日」「いただきますの日」そして「チンアナゴの日」だそうです。なんでもありですね。
それでは、私はこれからチンアナゴに思いを寄せながら、もやし入りの麺類でもいただきます。
皆さんが誰かにふと思いを寄せるのは、どんな時ですか?