日加首脳会談 | G7広島サミット2023
令和5年5月19日、岸田文雄内閣総理大臣は、G7広島サミット出席のため訪日したジャスティン・トルドー・カナダ首相と日加首脳会談を行いました。その概要をTORJAの読者の皆様へお伝えいたします。カナダ在住の皆様におかれましては、両国の友好関係が一層強化されていくよう、引き続きお力添えをお願い申し上げます。
日加首脳会談
冒頭、岸田総理大臣から、今年1月にカナダを訪問した際の歓待に謝意を述べ、トルドー首相を自身の地元広島でお迎えできたことを嬉しく思う旨述べました。また、岸田総理大臣から、スーダン情勢を受けた邦人退避の際のカナダの協力に謝意を述べました。これに対し、トルドー首相から、訪日を嬉しく思うとともに、G7議長国としての岸田総理大臣のリーダーシップに謝意を述べ、日加関係の一層の強化に向けて協力していきたい旨述べました。
続いて、両首脳は、G7広島サミットに向けて、国際社会が直面する諸課題に対するG7の揺るぎない結束を世界に示すべく、日加でも連携していくことで一致しました。
両首脳は、東アジア情勢について意見交換を行い、中国をめぐる諸課題への対応や、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き日加で緊密に連携していくことで一致しました。
両首脳は、ウクライナ情勢について意見交換を行い、対露制裁やウクライナ支援等において、引き続き、日加を含むG7で緊密に連携していくことを確認しました。また、グローバル・サウスへの関与について連携していくことで一致しました。
両首脳は、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)について戦略的な観点も踏まえて率直な議論を行い、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
そして、両首脳は、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に関連し、日加情報保護協定の交渉実施等を始めとする昨年日加両国で発表した「FOIPに資する日加アクションプラン」の着実な進展を歓迎し、バッテリーサプライチェーンや先端産業技術分野における協力の加速化を含め、引き続き、FOIP実現に向けて連携していくことで一致しました。また、両首脳は、日加刑事共助条約の正式交渉の開始について一致し、幅広い分野で日加協力が進んでいることを歓迎しました。
日本国政府
(写真提供:内閣広報室)
また、日本政府の政策や日本の魅力について、英文の日本政府公式ホームページ「JapanGov」(http://www.japan.go.jp)や、英文オンライン・マガジン「HIGHLIGHTING Japan」(和文も掲載。https://www.gov-online.go.jp/eng/publicity/book/hlj/index.html)もご参照ください。この記事に関するご意見・ご感想は下記までお寄せください。
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