ゲーリー川口・日系文化会館理事長の年頭挨拶


新春を迎え、日系文化会館を代表して皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
日本人は自然災害や歴史的苦難にあっても驚くべき回復力で対処してきました。世界の手本ともなるような独自の文化や伝統も持ち合わせています。私たち日系人はその血を受け継ぐ者として、どこにいてもその精神を持ち続けてきました。現在のパンデミックという状況下、私たちは社会的に様々な制約を受けての日常生活を余儀なくされていますが、これこそ私たちの祖父母、父母世代から学んだ忍耐力をもって、前向きに乗り越えられることでしょう。
日系文化会館(JCCC)では、日本人のその精神をいつも目に見える形で表現し伝えてきました。そして現在森山日系ヘリテージセンターでは、世界各地で日系人がどのような経験をしてきたかを「丸:日系移民物語」と題して展示しています。今回は展示の第一段階として、ハワイ、アメリカ、カナダ、ペルーそしてブラジル移民にフォーカスし、なぜ移民が行われたのか、初期の移民がどのような体験をしたのかを展示しています。更に今後は現在進行形の物語という形で、カナダを含む世界に拡がる最新の移住者達も取り上げる予定です。この展示はヘリテージセンターのほか、Googleアート&カルチャーのオンラインでもご覧いただけます。日系移民がその適応力でいかに移民先で成功を成し遂げ、尊敬を獲得してきたかを知れば日系人であることを誇りに思われることでしょう。
読者の皆様のカナダでの生活が、精神的に満ち足りたものでありますようお祈り申し上げるとともに、皆様の今後のご活躍を心からお祈り申し上げます。
一緒に頑張りましょう。
日系文化会館理事長
ゲーリー川口









