日系文化会館・新日系コミッティー主催「お正月会」1月22日@日系文化会館
古き良き日本の伝統行事の継承と数々のエンターテイメントで魅力いっぱいの恒例行事
“ふれてみよう日本の正月”と題された新年のトロント日系コミュニティの恒例行事となっている「お正月会」が今年も開催され、多くの来場者が足を運び、今年も盛大な賑わいを見せた。
子どもには先着100名にお年玉が振る舞われ、小林ホールでは桜舞グループによるよさこいダンスのほか、お屠蘇のデモンストレーション、子ども達も交えての餅つき、さらにはおみこしや獅子舞の練り歩き、などが催されるとともに、舞踊やダンス、歌、三線、琴、着物ショーなど数々の演芸プログラムがステージで行われた。
開会の挨拶では、日系文化会館理事長のゲーリー川口氏、在トロント日本国総領事の中山泰則総領事、新日系コミッティー代表のラシュトン美紀さんがそれぞれ挨拶を述べた。ラシュトン美紀さんは、日本でのお正月の楽しみ方に触れるとともに、「このたびは日本から遠く離れたカナダで祖国日本のお正月を感じてもらえるようたくさんの行事を用意しているので楽しんでいただきたいと思います。戦後カナダに移住した方は新移住者と呼ばれます。今年は新移住者50周年記念でもあります。半世紀という一つの節目を迎えるにあたって新日系コミッティーとして記念誌も秋には発行する予定です。」と語った。さらに、同行事を支えてくれている130人のボランティアと舞台パフォーマーの方々に感謝の意を表した。
商工会コートや子供広場では、書初めやおみくじ、碁、将棋、子供カルタのほか、羽子板や剣玉など昔ながらの遊び道具が用意され、はじめて触る子ども達は感嘆の声をあげ、遊びに夢中になっている子ども達やおもちゃを懐かしがる大人達の笑顔と笑い声で会場は包まれた。