日本とカナダの友好を築いてきた新風義塾塾長のチャコ瀬戸山氏に総領事表彰が贈られる|メルモが行く!

左からジェームス松本氏、伊藤恭子総領事Mitzie Hunter氏、チャコ瀬戸山氏

左からジェームス松本氏、伊藤恭子総領事Mitzie Hunter氏、チャコ瀬戸山氏

東北大地震により被害を受けた子供たちの支援や桜植樹など日本とカナダの友好を築いてきた新風義塾塾長のチャコ瀬戸山氏に総領事表彰が贈られる

 11月15日(金)、若者への支援を行う4つのチャリティー団体によるチャリティーイベントが、ジェームス松本氏・チャコ瀬戸山氏宅にて開催された。

 イベント運営の中心となるYouthLinkは、1914年に、Big Sister Movement of Torontoとしてスタートした団体だ。まだ女性の社会的地位が低かった頃に、年配の女性たちがボランティアとして若い女性に衣服や教育の機会を提供するなどして、自立をサポートする所から始まった当団体は、現在ではスカボロエリアを中心に、問題を抱える12歳から24歳までの子供・若者、その家族を広く支援している。

 サポートはメンタルヘルスを抱える子供たちや、ホームレスとなっている子供たちへの支援など様々な分野に及ぶ。YouthLinkによる教育支援は、開始当初、わずか28%だった参加者の高校卒業率を96%まで引き上げ、カレッジや大学など高等教育を受ける機会を増大した。

YouthLink代表Evan Back氏の挨拶

YouthLink代表Evan Back氏の挨拶

 同パスウェイ卒業者のSidra Jafriさんは、「他人の理想や期待に振り回されず、自分が信じる理想に向かって努力したい」との希望に満ちた詩を朗読し、支援者の大きな拍手を受けた。音楽支援プログラムでは、ミュージシャン・大学教授など幅広いバックグラウンドと実績を持つインストラクターが在籍し、子供たちに音楽に触れ、その才能を開花させるための機会を提供している。イベントの音楽は、Tyler McGill Music Scholarship Programにて音楽支援を受けた学生が、素晴らしい演奏と歌で往年の名曲を披露し、支援者も聞き入っていた。

 慈善事業をサポートするForest Hillロータリークラブのメンバーでもあるチャコ瀬戸山氏は、東北大地震により被害を受けた子供たちにカナダでの短期ステイを提供するチャリティーイベント「Support Our Kids」を行っている。

 イベントの結びに、相模原市友好都市親善交流アドバイザーとしてトロント市と相模原市との姉妹都市交流などこれまでの彼女の日本とカナダとの相互理解、友好親善の功績をたたえ、 伊藤恭子・在トロント日本国総領事より表彰状が送られた。

 表彰状を受け取った瀬戸山氏は、「私にもその昔、英語もできず、お金もスキルもなく、自分が本当に無力で何もないと感じる日々がありました。だからこそ、そんな私にも、社会やコミュニティ、もしくは誰か一人の人間でもいいので、できることがないかと模索してきました。その結果が今、一つの形で報われ、非常にありがたい、感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。

ジェームス松本氏のスピーチ

ジェームス松本氏のスピーチ

 ゲストとして参加したオンタリオ州議会議員のMitzie Hunter氏は、瀬戸山氏が日加親善の一貫として取り組んでいる桜の植樹がスカボロエリアでも認められたことを発表した。今後さらにスカボロエリアと日系コミュニティの友好関係はさらに深まりそうだ。

海野 芽瑠萌

 グローバル人材の育成、コミュニティ貢献を理念とした留学エージェントBRAND NEW WAYのカナダ統括ディレクターとして、留学生・ワーキンホリデー・進学生の現地サポートを行う。コミュニケーションツールとしての英語の定着と、その活用を目的とした語学留学の提供を目指す。