ビザ・移民権・市民権に関する最新情報 – 2025年7月中旬|カナダで永住権!トロント発信の移民・結婚・就労ビザ情報
両親・祖父母カテゴリー
ご存知の方も多いかと思いますが、このカテゴリーは現在抽選制です。但し「移民申請をする意思がある」要員(Pool)としてカナダ移民局(IRCC)に登録ができたのは2020年であり、その後は現在まで新登録を受け入れていません。2020年以降は毎年IRCCが抽選を行い、Poolに登録している人々のうち、一定数に招待状を送って移民申請を許可している状態です。従って2020年にPoolに登録しなかった方々は、移民申請をするチャンスは残念ながらゼロとなるため、毎年Poolが再度オープンすることを待っている方も多くいらっしゃいます。
今年1月にIRCCは「2025年度は両親・祖父母カテゴリーのPool登録者に向けた招待状発行はせず、既に審査を開始している2024年のケースの審査を進めていく」と発表していました。
ところが3月になって政府はこの発表を覆し、2025年も招待状を発行すると発表しました。この時点で発行数は不明でしたが、先日25,000人の招待状を発行すると発表しました。ただ先述通り、Poolの再オープンは無いため既に2020年にPoolに登録した人の中から25,000人に宛てて招待状を送信するとのことです。引き続きこのカテゴリーでの移民申請を考慮し始めた方々には厳しい状況が続いていますので、Super Visaの申請を検討されることが良策かもしれません。
ケベック州の配偶者カテゴリー
ケベック州在住のカナダ人・PR保持者が扶養家族(配偶者・子供)のPRを申請する場合、申請後暫くしてからIRCCよりCertificat de sélection du Québec(CSQ)をケベック州政府(MIFI)に申請するようにと連絡が来ます。CSQが承認・発行されない限り、配偶者は移民申請の審査が前に進まないことになります。
MIFIは人口数や居住の確保を理由に2024年6月26日から2025年6月25日までの間、配偶者・子供に対するCSQ発行数に上限(10,400件)を設けることとしました。そしてこの度、CSQ発行総数が上限数に達したことを理由に2026年6月25日までCSQ申請の受け入れを中止すると発表しました。2026年6月25日にその後の方針について発表するとしています。
遂に配偶者や子供の受け入れまで上限を設けることとなったケベック州の方針について、非情であるという批判も多く出ているようです。
Post-Graduation Work Permit(PGWP)申請条件の度重なる変更
またもやIRCCがPGWPの申請条件を変更しました。2024年11月1日以降、一体何回変更があったか分からない、と感じている方も多いのではないかと思います。今回の変更(2025年7月4日)は2025年6月25日に削除された、PGWP申請対象プログラム(179プログラム)を再度申請対象プログラムとして再度リストに戻す、という変更でした。この179プログラムは、2026年初旬まで申請対象としてリストに残るとのことです。現在、そして今後PGWP申請を予定している方は、申請条件を十分に確認してから、しっかりとした書類を準備して申請に臨んで下さい。
Express Entry選考状況
2025年5月13日にLena Diab氏がIRCCの現在の大臣として就任してからのExpress Entryの動向を見てみると、カナダ国内在住の者や特定の職種にて就労している者に対して招待状(ITA)が発行されていることが顕著に見られます。
中でも特筆すべきは、Canadian Experience Class(CEC)を対象とした選考です。5月中旬以降、IRCCは複数回の大規模な選考を実施しており、6月12日、6月26日、7月8日にはそれぞれ3,000名に対してITAが発行されました。選考点数は529点から518点へと徐々に低下しており、これはカナダ国内で既に就労または就学した候補者を重視している政策方針の表れと言えます。
また春に一時中断していた、医療・福祉分野などのカテゴリー別選考が6月4日再開され、7月22日に4,000名という大規模数にITAが発行され、選考点数も475点と大幅に引き下げられました。これはIRCCが分野別の人材不足に積極的に対応していることを示しています。
まとめ
政府が昨年発表した通り、2025年・2026年・2027年はビザ申請であっても、移民申請であっても、ルールや動向が毎月大きく変化していきます。今後何らかの申請を考えている方々にとっては、目まぐるしく変わるルールの内容や、どのようにプランニングすればいいか、等の情報を把握することが難しいかもしれません。政府のニュースをしっかりと確認し、必要であれば経験と実績が豊富なカナダの移民弁護士や、政府公認移民コンサルタントに相談されることを強くお勧めします。オープンな気持ちで問い合わせてみて下さい。






