ルアー屋さんのオンタリオ釣り日記 第20回
ルアーフィッシングを始めてみよう!
その2~タックルを買いに行こう
先月号の釣り日記では、初めてルアーフィッシングに挑戦される方にお勧めのタックルは、スピニングタックルというところまで話を進めさせて頂きました。
このスピニングタックルにも、狙う魚種や釣り方などに合わせて、もの凄く沢山のバリエーションがあるのですが、初心者の方が一番最初に揃えられるタックルは下記のコンビネーションがお勧めです。
このタックルがあれば、バスやパンフィッシュやトラウト等、オンタリオで釣れる魚の多くを狙う事が出来ますので、一つの目安にして下さい♪
◆ スピニングロッド
長さは6.6ftで、パワーはMパワー(ミディアムパワー)の竿。
竿を選ぶ時の注意点としては、竿を曲げてみた時に、あまりにも先の方だけ偏って曲がる竿、逆に根元の方がデローンと力無く曲がってしまう竿、曲げた時の竿のカーブがいびつな竿などは、使い辛かったり、ちゃんと設計がなされていないケースがありますので避けた方が無難です。
全体的な曲りが、3:7(先:根元)ぐらいの割合で綺麗なカーブを描いて曲がる竿がお勧めです。
◆ スピニングリール
リールの大きさはズバリ2500番サイズ!
色々なメーカーの製品が販売されていますが、お勧めはやはり日本製。日本車と同じく、日本製リールの性能の良さや信頼性の高さは北米でも大人気です。日本のシマノ社やダイワ社のリールは高い評価を得ており、間違いがないと思います。
◆ ライン(糸)
ラインには大まかに言って3種類あり、モノフィラメントライン(ナイロンライン)、フロロカーボンライン、ブレイドラインの3種類のラインに大別されます。
それぞれに特性があり、ライン選択はかなり奥が深いのですが、上記スペックのロッド&リールの場合、6~8ポンドぐらいのモノフィラメントラインが無難です。
お勧めはBerkley社のトライリーンXLやSufix社のエリートシリーズなど、スピニングリールに適した硬さで使いやすい糸です。
真剣にルアー釣りに挑戦してみられたいという方は、それなりに良いタックルを選ばれた方がいいと思いますが、年に1~2回キャンプのついでに釣りでもできたらいいかな~ぐらいでしたら、カナディアンタイヤ等で売っているコンボセットで充分楽しめると思います。
本格的なルアーフィッシングのシーズンインまであと僅か。
お気に入りのタックルを探しに釣具店探索に行かれるのも楽しいと思いますよ~♪(笑)
釣り&アウトドアに興味がある方必見のショップは今月のワンポイントコーナーにてご紹介させて頂いておりますので、是非訪れてみて下さい。
来月号では、どうやって釣り場を探したらいいか、そのノウハウを書かせて頂きますね。
今月のワンポイント!
◆ Bass Pro Shops (www.basspro.com) 世界最大の釣具店で、その規模は圧倒的! 釣り針からボートまで釣りに関するもの全てが揃います。店内にディスプレイされている大型水槽は一見の価値あり!
◆ Sail (www.sail.ca/en/home) ケベック発祥の大型アウトドアショップで、トロント周辺にも数店舗あります。釣り具も豊富に取り揃えられており、カナダの釣りに適したセレクションがツボ。アウトドア用品の品揃えはナンバー1!
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西根博司(にしね ひろし)
鳥取出身。ルアーフィッシング歴30年。プロルアービルダー歴23年。カナダ歴14年。寝ても覚めてもルアー作りと魚釣りのことばかり考えている典型的な釣りバカ人間。
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