トロントで楽しめる本格タイデザート7選 Patchmon’s Thai Desserts & More
みなさん、タイのデザートを食べたことはありますか?
有名なところでは、ココナッツミルクと砂糖と塩で甘く炊かれた餅米にマンゴーが添えられた「マンゴーライス (カオニャオマムアン) 」や、薄くのばした小麦粉の生地に砂糖や練乳をかけた「ロティ」があげられるでしょう。
しかし、タイのデザート、もう少し掘ってみるととってもユニークで日本人の口に合うデザートが沢山なのです!!
そこで、今回はここ2.3年でタイデザートの「沼」にハマったわたしが、トロントで唯一、伝統的なタイデザートを提供している「Patchmon’s Thai Desserts & More」さんのデザートを紹介したいと思います。
1.Tub Tim Grob/ The Mock Pomegranate in Coconut Cream
20数年間生きてきて、生まれて初めての食感に「度肝を抜かれた」デザート。
「赤いルビー」とも呼ばれるこのデザートの主役の赤い実は日本ではあまり聞かないシログワイ(英語圏ではWater Chestnutと呼ばれ缶詰で売られているそう) を食用色素で赤色に染め、タピオカ粉をまぶし、お湯に通したデザートだそう。
中のシログワイはレンコンのようにサクサクした食感で外はタピオカのようにモチモチしている。 その他にも、「食感のオーケストラ」と言わんばかりにプルドポークと似た食感と言われるジャックフルーツ、ぷるぷるのパームシードが一緒に入っていてひと口ひと口食べ進めるのが楽しい。
冷やした甘いシロップとココナッツミルクを好みに合わせて混ぜて食べると他では決して味わえないユニークでフレッシュなデザートになる。
2.Kanom Chun/ Coconut Layered Cakes
こちらは、タピオカ粉、ココナッツクリーム、とパンダンリーフで香りづけされたジェリーが何層かになっているほのかに甘い優しい味わいのデザート。
食感はモチモチとしていて一層一層めくりながら食べることもでき、美味しくて楽しい。ビーガンフリー、グルテンフリー、デイリーフリー。
ぱくぱくっと食べられて、やみつきになること間違いなし!リピート率No.1!
3.Kanom-Buang/ Thai Crispy Crapes
このお店ではクリスピーさを食べる直前まで保てるように自宅で作れるキットとして売られているクリスピークレープ。
パリパリなクレープに甘いふわふわのクリームをのせて、その上には、砂糖とパンダンリーフを煮たシロップに卵の黄身を糸状に落として作られる鶏卵素麺 (Foi Tong) をこれでもか! というくらいふんだんにのせて食べるとあまーい何とも言えない幸せ気分になれるデザートの出来上がり。
自宅でもピクニックでもどこでも、あなたの大切な人と一緒にタイのクリスピークレープを作ってみてはどうですか?
4.Khao Niaow Ma Muang/ Mango Sticky Rice
ここらで定番のマンゴーライスを紹介したいと思う。
試す前は、マンゴーともち米を一緒に食べた時の想像ができず、1番興味津々だったデザート。
しかし、もち米はすでに甘く煮てあり、さわやかな甘さのマンゴーと食べてもまったく違和感はない。
その上、ココナッツクリームは塩気が効いていて全体のバランスをとっている。
結果として、おはぎで甘いもち米を食す私たち日本人には馴染みのある感覚なのではないかと思う。
5.Ta-Goe/ The Sweet Tapioka with Coconut Cream
シンプルな見た目だがパンダンリーフの中は、二層になっているこのデザート。
タイデザートには定番の塩気の効いているココナッツクリームの下に柔らかいヤングココナッツの果肉、小さいタピオカの粒とスイートコーンがしかれている。
タイでは昔から食品を包むパッケージとして使われてきたパンダンリーフの型は、特有の香りをデザートに注入する役割もある。
私の中でいちばんタイを感じられるデザートだ。
6.Thach Dua/ Coconut Jelly
Patchmon’s Thai Dessertsの煌びやかで豪華なココナッツジェリーを紹介しないわけにはいかない。
アガーとココナッツミルクで作られる少し固めのゼリーのようなデザート。
通常はシンプルな型で作られるものの、こちらのプレミアムココナッツジェリーは、一つ一つ丁寧に繊細な花を模して作られる。
こちらもヴィーガンフレンドリーでグルテンフリー。
食べられる「花束」としてギフトにも、もってこい!
7.Lookchoop/ Assorted Mungbean Mock Fruits
見た目でやられちゃうルークチュップ。 (名前まで可愛い)
緑豆に砂糖、ココナッツミルクを混ぜた餡をフルーツや野菜のミニチュア版のような形にして色付けされるお菓子。
まるでフルーツバスケットのよう。
タイではお祝いごとの際に食べられることが多いそう。
ひとつひとつ手作業でつくられるこちらは最低1週間前の予約が必要。
こちらもヴィーガンフリー、グルテンフリー、デイリーフリー。
番外編 –
Som Tum/ Green Papaya Salad
Patchmon’s Thai Desserts & Moreでは、デザートだけでなく、本格的なタイ料理も提供されている。
その中でも私の一番のお気にいりはパパヤサラダ。
しっかり辛めのタレに絡められたパパイヤと野菜。
香ばしい 干しエビが良いアクセントになっている。
ヒーヒー言いながら汗をかきながら食べたい一品。
タイのお母さんが作る伝統的なデザート、料理を楽しめるこのお店は、現在、週一のみのオープン→土曜日 12-5 pm
インスタグラムにて毎週、週ごとのメニューが投稿され、インスタグラムのDMまたはウェブサイトからプレオーダー可能。
タイのデザートはまだ食べたことがない!という方には、ユニークな経験になること間違い無し! ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか?
283 Dundas St W, Toronto, ON M5T 1G1
(647) 882-5250
https://instagram.com/patchmonthaidesserts?utm_medium=copy_link
ことの
沖縄出身の両親をもつ日本人に見られない日本人。東京の西のはずれで緑と川に囲まれてのびのび成長。来加してからは友達の少ないトロント生活のおかげで洋書にどハマりする。普段はスマホを修理している。