大幅遅延とサヨナラする日も近い!?日加鉄道セミナー
こんにちは、坂本です。
みなさんは、トロントの公共交通状況をどのように感じていますか?
20年あまりを日本、大学時代の4年間を東京で過ごした私にとって、比べられない、比べてはいけないことなのだとはわかっていながらも、トロントの交通事情は少し不便に感じてしまいます。
そんななか、取材で伺った鉄道セミナー。今週火曜日にジャパンファウンデーションで行われたこのセミナーには、MetrolinxやGoトランジットといったトロントの鉄道関連団体のほか、日本からも研究機構や鉄道会社の代表者が招かれて、トロント・日本(とくに東京)の鉄道交通事情、技術やサービスの説明が行われました。
普段TTCしか利用していない私にとって、GOトランジットは少し縁遠く、あまりサービス内容を知らなかったのですが、Wifi環境の拡充やスタッフの丁寧なカスタマーサービス、そして電車に目立った遅延が少ないことなどを知り、その利便性に驚きました。GOトランジットは私鉄ということもあって、サービス拡大を積極的に行っているようです。沿線の街開発にもこれまで以上に取り組んでいく予定ということで、トロント近郊の施設も充実していくことになりそうですよ!実に楽しみです!
また、セミナーの中でカナダと日本の鉄道技術関連会社が提携し、相互間で社員を派遣するなど、日本とカナダの鉄道技術における技術交換や協力が行われていることも知りました。世界最高の鉄道交通システムと称される日本の技術・サービスがトロントの交通システムにも影響を与え、その波はさらにじわじわと拡大し続けています。近い未来、何十分もバスを待って途方に暮れる日々を懐かしいなと笑って離す自分がいることを、切実に願うばかりです。