日本酒と日本食イベント『SAKE EXPO & FOOD SHOW』9月7日 日系文化会館
JFC INTERNATIONAL(CANADA)主催
来場者600人以上、約42社のベンダーが参加し、日本酒は108種が揃う!!!
バラエティ豊かな日本食の数々と日本全国の銘酒からユニークなお酒の数々に絶賛の声
JFC Internationalは1912年に米国サンフランシスコに創立され、1928年には日本からの輸出拠点として、JFCジャパン(株)を東京に設立、現在は、世界各地に展開されているネットワークを活用し、日本食や日本酒、各酒類のベンダー各社の商品を5大陸40ヵ国以上に届け、世界各地の日本食の発展と普及を支えている。
今回カナダ・トロント社では、同グループが世界規模で開催している飲食業界関係者・メディアなどを対象とした『SAKE EXPO & FOOD SHOW』をトロントで初めて開催、わずか一日の開催ながら600人以上の参加者と約42社のベンダーが参加し、大盛況なフードショーが行われた。
当日は、日本全国の銘酒が揃えられ、なかなかトロントではお目にかかったことがない地酒などもたくさんあり、その数なんと108種類という豊富さに参加者は感動。さらには日本人にはおなじみのカルピスを使ったチューハイや、滋賀県の“川島酒造”からはカナダの水で仕込んだお酒や、人気芋焼酎小鶴で知られる“小正酒造”からは非常に珍しいスパークリング芋焼酎、日本でもかなり希少な“伝心ファーストクラス”などの珍しい商品などがあり、日本酒をはじめ、焼酎や各お酒のブランドのブースでは、蔵元の説明に熱心に耳をかたむけ、多くの人がテイスティングに夢中だった。
フードではアメリカでブームになっている“マグロのポキ”やトロントでも話題の“寿司ブリトー”、この数年ブームとなっている“ラーメン”が人気で、また、飲食店関係者は“和牛”にとても興味を持っていた印象だった。
今回このイベントを準備してきたPURCHASING MANAGERを務める片山亮太氏はイベントを振り返り、「カナダ全体でもこの規模で日本酒と日本食を取り揃えたイベントは初めてということもあり、参加者を含め、出展ベンダーさんなどからもとても良い反響をいただきました。」と語ってくれた。
そして、「今回のイベントは、日本食レストランさんのお役に立てれるようなベンダーさんの選出をしました。面白いもの、もっと良いもの、これからのトレンドを発信する場としてうまく機能できたように思えます。9月はレストラン側も季節的に忙しい時期という声もあり、次回は6月あたりのタイミングでの開催にしてほしいという意見もありました。
今回のようなイベントをすることで普段は少しずつしか商談ができない新商品もまとめて色々と試してもらうことができたほか、メーカーさんの直々の趣向を凝らしたプレゼンもあり、より一層商品をご理解頂けるとともに、メニュー展開にもつながる貴重な機会だったと思います。お酒とのペアリングも試せることも好評の声をいただきました。次回はもう少し出展ブースを増やし、特にフードでは即売会の要素なども取り組んでいきたいと考えています。」と抱負を語ってくれた。
次回は、2018年に予定しているとのことだが、来年の2月に開催される「レストランカナダショー」ではミニ酒エキスポのようなブースを出展予定とのことだ。また、日本食レストランが非常に多いバンクーバーでの開催はまだ未定とのことだが、すでに検討段階に入っているということで、こちらも見逃せない。