売り出し物件の減少により売れ残り在庫の急激な増加が抑えられている。在庫の急激な増加は価格押し下げに繋がるが、このバランスがどうなるか要注目。|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート

2023年12月のTRREB全域・全物件タイプの総取引数は3,444件で前年12月の3,090件からプラス11.5%となっています。これだけ見ると上昇幅もあり動きが良いように見えますが、取引総数としては2021年のそれから半数近くに落ち込んだままです。
全物件タイプの平均価格は108万4,692ドルで、2022年同月の105万0,569ドルからプラス3.2%と若干上昇しました。ちなみに2021年12月は116万3,323ドルでした。新規リスティング数はマイナス6.6%、有効リスティング数はプラス19.3%です。売り出し物件の減少により、売れ残り在庫の急激な増加が抑えられている面もあると見られています。在庫の急激な増加は価格押し下げに繋がりますので、このバランスがどうなるかは気になるところですね。
平均売却日数は49日間と前年同月の40日間からプラス22.5%で、マーケットの動きの鈍さを表しています。
物件タイプ別に平均価格を見てみますと、
の順に並びました。
TOKO’s EYE
近年におけるカナダ不動産価格の高騰の原因が語られる事は多いですが、政府そして多くの経済専門家の見解は「物件不足」が主な要因となっていると言われてきました。それはZoningや建築許可プロセスの変更によって解決し得る問題であると。しかし最近では膨大な人数の移民受け入れによる需要の超増加が要因でもあるとの見方が強まっています。これは2年前の移民政策ターゲット策定時にすでに政府内部でも指摘のあったものです。考えてみれば当然の事なのですが、今後の移民政策や住宅政策にも影響があるかも知れません。見守りましょう。





