テルマエ・ロマエ 上戸 彩 スペシャルインタビュー
今年のトロント国際映画祭では、日本でGWに大ヒットした「テルマエ・ロマエ」がGALA上映に決定し、主演を務めた阿部寛さんと上戸彩さんが9月8日にRoy Thomson Hallのレッドカーペットに登場します!TORJAではヒロイン・山越真実役を演じた上戸彩さんの独占インタビューを行い、映画とトロントへの想いを聞きました。
―まず、今作品がトロント国際映画祭のガラ上映作品に選ばれたことについて、感想をお願いします。
「ヤッター!!トロントに遊びに行ける!!」という素直な気持ちと、テルマエ・ロマエが国際映画祭を通じて、さらに世界各国の方々に観て頂ける事で、日本の事をもっともっと知って頂き、日本が元気になればいいな、と願っています。
―映画の見所はどこですか?
濃い人と平たい顔族の差。
お風呂文化の歴史!!
―撮影現場の雰囲気はどのようなものでしたか?
モニター前ではみんなが笑ってた。特に監督。
―トロントの印象や今回訪れることに際してのお気持ちはいかがですか?
正直まだ実感が湧かないです。海外での映画祭に参加させて頂いた事が無いので、”映画”を愛する世界中の皆さんと、この感動を分かち合いたいです。あ、早く仕度しなきゃ(笑)
―今作品はお風呂がテーマですが、上戸さんにとって欠かせないバスアイテムはありますか?
長湯する時は、ファッション誌か通販雑誌を持って入ります。
―銭湯やお風呂での思い出、エピソードを教えてください。
小学生の頃、友達と行って、友達のお母さんにあかすりを教えてもらった。
―今回の役に対しての第一印象はどういったものでしたか?
オシャレとかも知らない・・・けどセクシーで素朴な人。かと思ったら、ハデハデオタクだった!
―役柄と自分との間に似ている部分はありますか?
…ない(笑)
―タイムスリップができたらどの時代に行ってみたいですか?
空飛ぶ車が出来たくらいの未来に行ってみたい。
―古代ローマ人を演じる共演者の方々と対照的に映るよう、なにか気にかけたことはあったのでしょうか?
真実の最初の設定からして、ファッションも髪型も方言も個性的だったから、十分差がついていると思い、特になにも意識しませんでした。今まで演じて来た役の中でもキャラがたっている気がします。
―原作にない役を演じた上戸さんですが、この役を演じるにあたり難しかった点、やりやすかった点はどこですか?
その役が”有り”なのか、”無し”なのかは人それぞれなので、自分が出演している事に常にプレッシャーはあります。ただ、監督を信じてこたえる事のみでした!!
―最後に、TORJA読者へのメッセージをお願いします。
期待以上、想像以上のヒットにみんなでびっくりしています。皆様の愛に感謝できる素敵な作品に出会えて幸せです。
古代ローマの浴場設計技師・ルシウス(阿部寛)は、生真面目すぎる性格から時代の変化についていけず、職を失ってしまう。落ち込んだ彼が訪れた公衆浴場。そこで突然、現代日本のとある銭湯にタイムスリップしてしまう。そこで彼が出会ったのは漫画家志望の真実(上戸彩)たち“平たい顔族”、つまり日本人であった。日本の風呂文化に衝撃を受けたルシウスは古代ローマに戻り、そのアイデアを利用して大きな話題を呼ぶ。その後もタイムスリップを繰り返し、ルシウスはローマで名声を得ていくのだが…。風呂を愛する2つの民族が時空を超えて出会った瞬間、世界の歴史が大きく動き出した。原作はマンガ大賞&手塚治虫文化賞のW受賞を果たした、ヤマザキマリの大ベストセラーコミック。
監督:武内英樹
脚本:武藤将吾
原作:ヤマザキマリ
キャスト:阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親 他