軽やか手作りマヨネーズと海老と2色アスパラガスのサラダ|うんちく好きシェフのかんたんレシピ 第22話
ルピコン川を渡れ (※)
※ローマ帝国時代、国境であったルピコン川を武装した兵隊が渡ることは、反逆を意味し禁じられていた。翻って今日、大きな決断を下すことを意味する。
妻は暇そうに雑誌をパラパラと読んでいた。私は妻にクイズを出した。「退路を断って大きな決断を下す時、渡る川の名は?」妻は雑誌から目を離さず、面倒くさそうに答えた。「何それ?知らない。三途の川?」|ドッカ〜ン。それはすごい決断だ。ローマ帝国は仏教国家だったのね…。
この度は手作りマヨネーズで作る、海老と二色のアスパラガスのサラダをご紹介いたします。ほんのりと温かい海老とアスパラガスを、手作りマヨネーズと和えるだけの大変シンプルな料理です。私の行なっている料理教室で、皆さんが作ろう!!と決断を下さない、最たるものがマヨネーズ。日本人の日本のマヨネーズ好きたるや難攻不落の牙城の如し。 是非、一度だけでも試してみてください。作りたてのクリーミーさ、最高です。
さあ、いざルピコン川を渡ろうではありませんか!!三途の川を渡る前に…。
軽やか手作りマヨネーズと海老と2色アスパラガスのサラダ
1. まずは、手作りマヨネーズ。
—材料
卵黄 1個
ディジョンマスタード 8g
塩 2g
サラダ油 150g
白ワインビネガー 5g
レモン汁 4g
材料Aは一緒にしておく。
- 卵黄、マスタード、塩をボールに入れ、サラダ油を大きめのスプーンで、一杯づつ5回 加える。その都度ホイッパーでよく混ぜる。残りのサラダ油の⅓量をホイッパーで混ぜなが ら少しづつ垂らし入れる。
- ½量のAを加え混ぜ、⅓量のサラダ油→½量のA→⅓のサラダ油の順に加え入れその都度ホイッパーでよく混ぜる。
2. 海老とアスパラを和えましょう。
材料:2人分
海老 4尾
白アスパラガス 3本
緑アスパラガス 3本
エシャロット ½個分(みじん切り)
マヨネーズ 35g
エストラゴン(ハーブ)
英名Tarragon バジルで代用可
- 水2L、塩20 gでアスパラガス、及び海老を茹で、水気を切り、アスパラガスをお好みの大きさに切る。(白アスパラガスは10分ほど しっかりと茹でる)
- 1が温かいうちに、残りの材料と共にボールで和え、塩及びレモン汁(共に分量外)で味を整えて出来上がり。
橋本渚
フレンチ、イタリアンレストランで17年以上の経験を持ち、トロントミッドタウンにて、料理教室を主催。「分かりやすく、楽しい」をモットーに、家庭でできるおもてなし料理を教える。プライベートシェフとしての活動も始める。
料理のちょっとしたコツ、入稿に至るまでの裏話、6月に行われる教室ご案内などブログに載っています。お時間のある時に見てみてください。
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