オンタリオ・アウトドア・アドベンチャーズの楓の森の歩き方 第3歩

第三歩 森と湖、カヌーの旅
湖が輝きを増し、青い空と鮮やかな木々の緑のコントラストが湖面に映えて美しい、カナダの夏がやってきました! さぁ、野外でのキャンプの楽しい季節の到来です!
今回はカナダの伝統的なカヌーの旅、カヌー・トリッピングをご紹介しましょう。
カナダの伝統的な文化のひとつとしてカヌー・トリッピング(カヌーの旅)は、子供の頃のサマーキャンプなどの野外活動を通じて、世代を超えて受け継がれてきました。
今でも、自然を愛するカナダ人にとってカヌー・トリッピングは、家族や友人たちと共に過ごす大切な心に残る年間行事のひとつとして愛されており、カナダの 生み出した芸術文化のひとつと言ってもいいでしょう。自分たちの暮らすこのカナダの真の姿、雄大な大自然を再認識し、子供たちへ豊かな大自然から享受でき る経験を伝えるための大切な時間なのです。
アルゴンキン州立公園はカヌー・トリッピングに最適な場所、カヌーの聖地といっても過言ではありません。世界中のカヌーイストたちの憧れの地、カヌーのパラダイスなのです。
トロントから北へ約三時間半、東京都の3・5倍(7725㎢)もの広大な森の中に無数の湖沼とそれらを結ぶ川があり、独自の自然環境の中で野生動物たちが生息しています。
湖や川をつないだカヌー•ルートは延べ2500キロ以上、湖や川の水路から、陸路はポーテージによってつながれたカヌーの旅路です。
ポーテージとは、湖と湖など水路の間の陸路を、カヌーを頭上にかぶるように担ぎ上げ歩くこと。カヌーイストたちは、無数に点在する湖をカヌーで移動し、湖と湖の間はカヌーを担ぎ上げ、荷物を持ち、奥地へと進んで行くのです。
公園内部へのアクセスポイントは29カ所あり、それぞれのカヌールートの一日の利用人数を厳密に管理しています。キャンプが許可されている場所には オレンジ色の目印が木に付けてあり、カヌーから荷物を降ろし、テントを張ることが出来ます。各キャンプサイトは、環境保護のため一晩最大9人まで、ひとつ のサイトへの最大宿泊数は2・3日と決められています。野生動物への配慮から、テントの中にはいかなる食料も持ち込まないように注意し、食料をロープで木 の上に吊るします。これもアルゴンキン・キャンプの醍醐味のひとつではないでしょうか。
カヌー・トリッピングは、ファミリーで週末に1泊や2泊でも楽しめますし、2週間やそれ以上の時間をかけて旅するカヌーイストもいます。
初めての方には、高い技術を提供できるプロのカヌー・ガイドのもと、ルート・プランニングや食料や荷物の準備、カヌーの知識や地図や土地の見方、ストーブや火を使っての料理の仕方、食料品の吊るし方、カヌーの運び方などなど、たくさんの知識を学んで欲しいと思っています。
最も重要なことは、知識と技術を身に付けることと自分自身を信じて身体能力を活かし、自然豊かな環境を楽しむことです。
カヌーや歩いてでしか近づけないキャンプサイトはとても美しく、ひっそりとした森の中にあり、夜には満天の星空の下、鳥や動物達の鳴き声を遠くに聞きながら眠ります。
想像してみてください、絵のように美しい湖の上を滑るようにカヌーで移動し、湖と湖の間のポーテージで温まった身体で、次の美しい湖上の景色へと漕ぎ出します。
一日の終わりには、キャンプサイトに素早くテントを張り、風を遮るタープのもとで仲間との談笑とともに、温かな夕食でお腹一杯に。
満天の星空のもと、テントの中の寝袋にもぐり込み心と身体を休めましょう。カヌーで移動し、湖と湖の間はカヌーを担ぎ上げ、荷物を持ち、奥地へと進んで行くのです。
Algonquin Provincial Park
アルゴンキンパークのWebサイト。さぁ、カヌーイスト達の聖地へ!
http://algonquinpark.on.ca

アルゴンキンパークへ入る際は、各車ごとに公園利用料が必要です。キャンプ場やアクセスポイントへのカヌーデリバリーサービスもあります♪
http://www.opeongooutfitters.com
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Holly Blefgen (ホリ―・ブレフゲン)
オンタリオ・アウトドアアドベンチャーズの代表。ナチュラリスト。春から秋にかけてカヌーととトレッキング、冬はテレマークスキーでネイチャーフィールド へ。30年余りに及ぶガイド経験を持ち、オンタリオ州及び日本における文化・歴史・自然にフォーカスしたツアーを通して、クライアントとその情熱を共有す ることを愉しみにしている。
Photography/layout/design:尾西 知樹
Translator: 瀬川 たかこ











