日系アメリカ人コミック作家 Yumi Sakugawaさん
インディーズの世界で自由な想像を楽しむ日系アメリカ人コミック作家 Yumi Sakugawaさん
カナダ最大のインディーズマンガの祭典「Toronto Comic Arts Festival(TCAF)」インタビュー第2弾。今号は、アメリカ版ハリーポッター記念エディションのカバーイラストを手掛けた、Kazu kibuishiさん。ニューヨークを拠点に精力的な創作活動を行っている、Yuko Otaさん。インディーズの世界で自由な想像を楽しむ日系アメリカ人コミック作家、Yumi Sakugawaさんにお話を伺いました。
Yumi Sakugawaさん
アメリカを拠点にイラストレーター、コミック作家として活動している日系日系アメリカ人のYumi Sakugawaさん。インディーズのコミック作家として創作を続ける彼女にTCAFの魅力、そしてインディーズコミックの魅力などについて伺った。
TCAFは大好きなコミックイベントの一つ
今回でこのTCAFに参加するのは2回目なのですが、今まで参加してきたコミックイベントの中でもお気に入りの一つです。たくさんの素晴らしい出展者の方が集まってくるので彼らの最新の作品が見られるいい機会で、出展者、読者、どちらにとってもいいイベントなのです。また、普段あまり漫画などを読まない人が多くのことを知ることができる機会でもあるので、興味を持つきっかけにもなると思います。私はカリフォルニア州在住で、参加イベントのほとんどはアメリカでの開催のもので、北米のイベント以外は参加したことがないのですが、TCAFはインディーズ、自費出版者向けのイベントとしては今まで参加したイベントでは最大規模ではないかと思います。アメリカで行われる規模の大きいイベントはどちらかというとプロの漫画家向けのものが多く、インディーズ向けのイベントは割と小規模なものが多いですね。
インディーズの可能性は無限大
私はインディーズとして活動しています。インディーズでの活動の魅力は何といっても可能性が無限大なところですね。特に制限などもなく、自由に自分の描きたいように描くことができます。新しいスタイルにも自由に挑戦することができ、それも魅力の一つです。
私も小さいころはたくさんの日本のマンガを読みました。セーラームーンが大好きで、よくそれを手本に絵を描いていました。あとは兄弟がいるのでドラゴンボールなどの少年マンガも読んでいました。他にもちびまる子ちゃん、ドラえもん、スタジオジブリも好きです。海外のマンガですと日系カナディアンのJillian Takmakiさん、トロントを拠点に活動されているMichael DeForgeさん。このお二人もこのイベントに参加しています。彼らには技術面でも、たくさんの刺激を受けています。
今後は新しいジャンルにも挑戦してみたい

私は作品を作るときには、主に自分の過去の体験や感情、心に残った本や映画などからアイディアを膨らましていきます。一度アイディアが膨らんだら少し描いてみて、そうするとそれらがだんだんうまく組み合わさっていくのです。時にはうまく組み合わさらない時もありますが(笑)そういう時はアイディアを出し続けていきます。ですから、私にとって時には机の前から離れて自由時間を過ごすのはとても大事なことなのです。たくさんのことを経験することは人生にとっても大事なことですし、時にはそれが新しい案が浮かぶいい機会にもなります。空いた時間は読書が好きなので本を読んだり、あとは映画をたくさん見ますね。
絵を描き始めたきっかけはよく覚えていないのですが、小さいころから絵を描くのが好きで、自分自身をいちばん表現しやすい方法だったのだと思います。誰かほかの人と自分の感じた事や物を分かち合ういい方法なのでいつも楽しんでやっています。これから挑戦してみたいのはサイエンスフィクション、ヤングアダルト系、ファンタジー。一番描いてみたいのはサイエンスフィクションで、すでにいくつかの案は出始めています。

-LOVE WITH YOU』
©Yumi Sakugawa

©Yumi Sakugawa
Yumi Sakugawa
アメリカカリフォルニア州南部を拠点とするイラストレーター、漫画家。オンラインサイトThe RumpusとWonderhowtoでイラストレーターとして仕事をする傍ら、自身の作品も創作している。“Mundane Fortunes For The Next Ten Billion Years”は2012年にアメリカの注目すべき漫画(Notable Comics of 2012)の一つとして選ばれた。また、“I Think I Am in Friend-Love with You”は同タイトルのウェブ漫画を書籍化したもので、現在好評発売中。
HP: www.yumisakugawa.com

Yumi Sakugawaさん









