2020フィギュアスケートカナダチャンピオン Roman Sadovsky選手の金メダルへの道|オリンピック選手もサポートするカナダ公認マッサージ・セラピストが教える身体と健康【第70回】
ローマン選手はスケートの上手さや音を掴む感覚に優れ、幼少期から注目度の高い選手でした。その流れで、有名なクラブに練習拠点を移しましたが、身長が大きく伸びる自分の成長期と重なりスケートのバランスを崩してしまいました。その時に有名コーチの下した判断は、「将来性なし」ということでクラブを去らなくてはいけなくなり、再度練習拠点を変えました。その後も腐ることもなくマイペースでの仕切り直し作業に取り組みました。
「将来性無し」の烙印を押された時のローマン選手やローマンママとの会話で今でも鮮明に覚えている事があります。
ローマン: 「手足が長くなっちゃってジャンプの回転時に手足が絡まっちゃってコントロールが難しい!」(ローマン選手らしいおっとりした感想)
青嶋: 「僕が観ててもそう思う。今ジャンプ跳べって言われても無理だよね!
いきなりスケート下手になるとは考え難いから時間が解決していくでしょう。
だいたい、その問題を修正してくれるのがコーチの仕事じゃないの?
今はマイナスポイントの185cm超えのボディサイズで綺麗に滑れたら他のスケーターが絶対に真似できないストロングポイントになるからから頑張りましょう」
ママ: 「それをコーチに訴えたけど、判断するのは俺だ!と冷たくあしらわれたわ」
将来の有望選手が直面した現実です。マッサージセラピストである私が、有名コーチの下した判断に意見する立場にありませんが、このケースの様に素直にコーチに従ってついて来たのに、「アレッ???」みたいな事はよく起こります。
コンディショニングの際に腰痛・膝痛の対応をするだけでなく過去25年分の私の経験に基づくビッグデータから、将来的に想定される問題を回避出来るように、事前に「一言余計なアドバイス」をアスリートや一般の患者さんに提供しようと考えています。
また、アスリートを支える両親やサポーターは、日々起こるトラブルに動揺せずに長期計画で判断を下すことも大切だと思います。今絶不調の選手も未来の金メダルチャンピオンかもしれません。
結果的に、簡単確実な方法を理解して、地道に続けてもらうのがアスリートを困惑させずに良い結果を導く方法だと思います。
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