モダンで妖艶。トロントの夜を彩る魅惑のアジアンバー|特集「気になるアレコレ、モノコトトコロ」
フォーの味がするプーティンがある!?
Dzo viet eatery
天井から吊り下げられているランタンやネオンの明かりが東南アジアの雰囲気を醸し出しているベトナムレストラン。ここにはベトナムレストランでは珍しいPhoプーティンがある。グレイビーソースにはスパイスがきいており、プーティンなのにしっかりとフォーの味がするから驚きだ。他にも、チャーハンやタコスなど、ベトナムレストランでは見ない料理が多くどれを頼もうか迷ってしまう。ランタンドラゴンはドラゴンフルーツを使って作られているモヒートで、見た目にも鮮やかだ。フォーはブランチの時間帯のみの提供となるため、要注意。
dzovieteatery.com
アジアのナイトマーケットを楽しめる!
Superfresh
こちらは5月14日にオープンしたばかりの、アジアのナイトマーケットを模したレストランである。アジアのナイトマーケットを忠実に再現することをコンセプトとしており、中にはいくつかの店舗が入っている。「カツパン」とメニューにあるのはカツサンドで、日本のミルクパンを専門とするサンドイッチ店も入っている。他には、インドネシア料理、韓国、中華料理など幅広く取り扱っている。食事だけでなく、白酒を使ったカクテルを楽しめるバーや、アジアの昔ながらの食べ物を扱う店舗も入っており、そこでは軽食や食材を購入することができる。トロントにいながらにしてアジアのナイトマーケットの雰囲気を楽しめそうだ。
superfresh.to
メニューの7割はプラントベース
Three monks and a duck
ユニークなレストランの名前の背景には、「3人の僧侶(ベジタリアン)と1羽のアヒルを同時に見ることはあまりないが、それで一緒にいることはできる。それと同じように、普通は合わない、合わせない食材を合わせてみると合うこともある」という哲学的な考え方がある。3人の僧侶と1羽のアヒル、という名前にも表れているように、ここではメニューの7割がプラントベースとなっている。バーのテーブルにはチェス盤が組み込まれており、無料でバーテンダーとチェスを楽しむこともできる。
ビーガン料理である「Green Bird’s Nest」は見た目のインパクトが強く、甘いカリフラワーとインゲンがサトイモで作られたバスケットに入れて提供される。「エッグベネディクト」や「Banana Split」も人気のメニュー。「Budda on a Plane Cocktail」は容器がユニーク!
threemonksandaduck.ca
ビンテージのものでまとめられた店内が落ち着く
Dailo
Canada’s best restraurant 100に選ばれたこともあるこちらのレストランは、1930年代のチャイナタウンのタッチが取り入れられており、ビンテージのシノワズリ(東洋の中国風のデザイン)が使われている。店内の装飾は豪華にビンテージものでまとめられているが、料理はモダンなものが提供されている。1階では食事をメインに楽しむことができ、中でもおすすめはSweet and Sour Pork Hock。甘辛く味付けされており、ご飯が進む一品となっている。2階に位置するバー部分では、簡単な軽食、そして落ち着いた空間が楽しめる。
dailoto.com
ユニークな世界観のバー
MOTHER TONGUE
こちらのバーでは、料理はどれもアジア風を基調としており、そこにフィリピン、中国、日本や北アメリカの味付けを加えている。1階のカクテルバーは、ジープニー(フィリピン全土で見られる乗り合いタクシー)の特徴的な屋根や、乗客がつかまる棒などを取り入れたスタイルとなっており、異国情緒あふれる雰囲気である。対して2階は落ち着き、そしてアットホームな雰囲気が出ているため、気分によって使い分けることもできる。カクテル「La Familia」には、自家製の生姜が使われており、ターメリックアガペシロップと生姜のバランスが取れたものとなっている。
mothertongue.ca
カラオケも楽しめるレストラン
DASHA
薄暗い店内に赤いライトが印象的な店内で、どこをとっても写真に映えるこちらのレストラン。ミシュランで星を獲得したことがあるシェフ、アキラ・バック氏が手掛ける中華系レストランであることから、レストランの雰囲気だけでなく料理も評判である。
2階にはカラオケもあり、カラオケルーム限定の料理もある。カラオケルームの壁には中国、日本のポスターが隙間なく張られている部屋、アジア系の絵が大きく書かれている部屋など、5種類のテーマに別れている。部屋ごとに雰囲気が違っていて面白く、カラオケルームからもこのレストランの色を強く感じさせられる。個性あふれる見た目の料理も多く、見ていても楽しい。
このレストランはパティオもあるため、トロントの夏を楽しむのにも最適だ。
dashatoronto.com
全種類試したくなる鮮やかなカクテル
On/off
こちらはフィンチ駅近くにあるバー。薄暗い店内に光る赤いランタンが存在感を出している。以前は中華料理店だったこのお店は、現在は中華系居酒屋として営業、東アジア料理を中心に提供している。香港や台湾からインスピレーションを得た料理も多い。「Typhoon Shelter Chicken Wings」は外はカリカリで中はジューシー。ニンニクがきいており、おすすめだ。カクテルもシンプルなものからひねりを効かせたものまで幅広く取り扱っており、中でも「The Blueblue Sky」はストロベリーやヤクルトが入っており、甘くて飲みやすい。
onofftoronto
スタッフにも人気のビーフシチューとライスヌードルの組み合わせ
Vit Beo
ベトナム料理店は大衆食堂のような雰囲気であるところが多いが、ここは違う。ベトナム料理店のイメージで店を探していると気付かず通り過ぎてしまうほどに、レストランというよりもバーの雰囲気が強い。テーブル、内装や食器にもこだわっていることが伝わってくるが、料理の味も負けていない。
中でも「Pho Bo Kho」はスタッフの間でも人気の一品。牛肉、トマト、根菜がシナモンとスターアニスでまとめられた牛スジビーフシチューが太めのライスヌードルにしっかりと絡んでいる。ライスヌードルはソースが絡みにくいのが本来難点であるが、ここでは牛スジを使うことでソースを濃厚にし麺に絡みやすくしている。辛いながらも後引く辛さではないため、辛いのが苦手な人でも食べやすい。
vitbeo.com
刺激的な名前が目を引く
The Opium Bar
オピウムとはアヘンを意味する言葉で、店内の薄暗い照明と吊り下げられたランタンは、19世紀の中国のアヘン窟(アヘンの販売と喫煙がなされた施設)をイメージして作られている。メニューには、中国北部と日本の食を掛け合わせた料理が並んでいる。衣が黒いオピウムフライドチキンは木炭とバターを混ぜて味付けされており、インパクトがある見た目となっている。「アヘン」というなかなかに刺激的な名前のカクテルの他に、日本酒とライチを使った飲みやすいカクテルもある。オリジナルカクテルは8種類あるため、いろいろと試してみたいところだ。水曜日から土曜日は、20時までの割引もある。週末は混むことが多いため、ゆっくりと楽しみたい時には平日に訪れるのがおすすめ。
theopiumbar.com
1階と2階でレストランとバーを一度に楽しめる
Khao san road & band sue bar
こちらは、1階にKhao San Roadがあり、2階にはBANG SUE BARがあるタイ料理レストラン・バーである。2階はバーとして利用されており、店舗で使用されている鮮やかなタイルはタイから輸入されたというこだわりの物となっている。1階のKhao San Roadではパッタイなどの麺類やタイカレーなどご飯ものが豊富で、平日限定のランチメニューもある。ビーガンやグルテンフリーメニューも豊富で、人々の幅広い要望に対応している。2階では生牡蠣や串料理などの軽食の他にバーで飲み物も楽しめる。
khaosanroad.ca
10時以降はナイトクラブに!
Big Trouble
チャイナタウンにあるこちらのバーは、入口が分かりにくくなっている隠れ家的存在だ。店中にはちょうちん、そして壁にはポスターがあり、昔の中国の雰囲気を壊すことなくイメージした装飾となっており、バー全体にストリート調の雰囲気を出している。ワカモレやエビ春巻きなど耳慣れた料理の他に、ピータンで作られたグレイビーソースがかかった豆腐料理など珍しい料理、そして飲み物もマンゴスチンとレモンを混ぜたドリンクなど、一般的な物から個性的な物まで幅広く揃っている。木曜日の17:30~20:00まではハッピーアワーというのも魅力的だ。10時以降はナイトクラブになりイベントにはDJも来る。その時間には身動きがとれないほど賑わう、人気のスポットだ。
bigtrouble.ca