髪の毛のマメ知識
第12回 市販カラー剤とサロンカラーの違い
皆さん、ご自身でカラーリングはしたことはありますか?
自分でできるヘアカラーは髪に良くないとわかっていても美容院に行くのが面倒だったりコスト削減という理由で自分で染めてしまったりします。
今回は市販のカラー剤とサロンカラーの違いを皆さんに話していきたいと思います。
1. 髪へのダメージ、カラーのバリエーションの違い
市販のカラー剤の場合、薬の強さが1種類のみ、人それぞれ髪の太さ、質が違うので個々の髪質に対応出来ない。また色の種類が少なく仕上がりの色の調整、判断がむずかしい。
サロンカラーの場合、薬の種類も多く、カラー剤をミックスするのでお客様の細かい希望の色を作ることができる。プロの美容師がお客様の髪質、ダメージ度を見て薬剤を選定していくことができるので痛み度合いが少ない。
2.染めムラ、仕上がりの違い
市販カラー剤は自分で染めるため、染めムラが起こりやすいのです。もちろん、顔周りや表面部分は自分で見えるところなので染めることはできるのですが後ろ部分が見えないので気づいたら後ろの根元だけ凄く伸びていてムラの状態になっている事が多い。そして、根元だけ染めていても流す時にカラー剤が毛先の部分につくため気づいた時に毛先だけ凄く暗くなっていることが多い。
サロンカラーの場合、プロの美容師が塗布するのでムラなく仕上がります。髪質を判断して薬剤を選ぶので根元から毛先まで自然なグラデーションになります。
このように市販のカラー剤とサロンカラーの違いは大幅に変わってきます。安い、早い、ラクな市販カラー剤はダメージ毛に向いていません。また失敗がないように低彩度のものが多いので明るい色の表現力に欠けています。市販に比べるとどうしてもお金のかかるサロンカラーは色の表現が豊富で明るくも暗くも綺麗な色が表現できます。
また、2剤のコントロールによりダメージ部分にも対応し塗り分けることでムラもなく仕上がります。私達は美容室でカラーをすることをおすすめします。
Tomo
東京の有名店で10年間トップカラーリストとして勤務。お客様の髪の素材に合わせて薬剤を選び、その人の肌や瞳の色を見て似合うカラーを選んでいきます。外国人風なハイライトから白髪染めやざまざまな要望、お悩みに対応出来ます。また、メイクアップアーティストとしても勤務。簡単なメイクアドバイスからパーティや結婚式のメイクも承っています。
Balance Hair Nail Studio
www.ysbalance.com