夜のダウンタウン “大都市”の景色にうっとり|#編集部ブログ
私は現在、トロントの東側に位置するスカボローという地域に住んでいます。住宅街かつ中華系の人口が多い地域なので、たまにカナダのトロントにいるということを忘れてしまうほどです。韓国系や中華系のレストランが多く集まるフィンチのあるアップタウン、ダウンタウンとアップタウンの間にあるミッドタウン、そして高層ビルの集まるダウンタウンの3つに大きく分かれるトロント。ダウンタウンの中心といえば、やはりトロントいち大きく利用者も最も多いユニオン駅周辺のことを指します。用がない限り行くことはないのですが、CNタワーがあったり、野球チームブルージェイズのスタジアムである「ロジャーズスタジアム」やカナダ有数の大企業の本社があったり、トロントも大都市の1つなのだということを思い出させられる場所です。
先日たまたま友人に会いにダウンタウンを訪れた際、夜7時という遅い時間だからこその雰囲気のあるユニオン駅、そしてCNタワーを拝むことができました。スカボローに住んでいると全く高い建物もなく、同じトロントだと信じられないほど違った雰囲気を感じます。トロントの象徴であるCNタワーは、昼間に見るのも良いですが、やはり夜間にライトアップされたものの方がきれいだなと感じます。
ユニオン駅から少し歩くと、ホッケーの試合などを観戦できるスコシアバンク・アリーナもあります。カラフルにライトアップされていてにぎやかな雰囲気が感じられますが、未だ行ったことはありません。カナダにいるのであれば、ぜひホッケーを生で見てみたいものです。
大都市のダウンタウンならではの高層ビル群、大企業の本社など、夜にみるとビルからの明かりがどこか美しく見えてより都市感が増すのを感じます。東京やニューヨークと比べるとどうしてもダウンタウンのサイズが小さく、“大都市”と言うには少し物足りなさの残るトロントではありますが、やはりたまに見るトロントの“大都市の景色”にはうっとりするものがあります。いつかこう言う場所で働けたら…という密かな妄想をしつつ、ダウンタウンを堪能した夜でした。
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。