北米最大級のテックカンファレンス「Collision2024」ジェトロトロントが日系企業向けにカナダのイノベーションエコシステムを紹介

北米最大級のテックカンファレンスとして知られる「Collision(コリジョン)2024」が6月17日から20日にカナダのトロントで開催された。人工知能、ブロックチェーン、フィンテック、ヘルステックなど、テック関連の幅広いトピックをカバーする「Collision」は、世界中から投資家や起業家、スタートアップ、ジャーナリストなどおよそ4万人近くが参加し、出展企業も1600社を超え最大規模の展示・カンファレンスとなった。

講演では、昨年に引き続きAIのゴッドファーザーとして知られるトロント大学のジェフリー・ヒントン氏やOpenAIを発掘した投資家としても知られるインド出身の米国人ベンチャーキャピタリストのビノッド・コースラ氏らが登壇し、多くの聴衆を惹きつけた。
ヒントン氏は、AIの進化と普及に伴う懸念や社会における脅威とリスクについて述べたほか、コースラ氏はAI産業における次の注目分野として医療分野などヘルスケアの領域を挙げた。
オープンイノベーションを意識した日系企業をジェトロ・トロントがサポート








日系企業を取り巻く動きとしては、「ジェトロ(JETRO)」がインキュベーターのDMZやブランプトン市と連携し日系スタートアップのピッチイベントの機会を提供したほか、昨年に引き続き出展したブースでは、日系企業がカナダにおいて有望な協業先が見つかる可能性があることを踏まえ、顧客獲得や投資、協業連携といった成果に繋がる可能性がある商談のサポートを行なった。



横浜市からスポンサーを受けた発表者
「Collision」前日には、カナダのスタートアップ企業への出資や協業、およびエコシステムプレーヤーとの連携を検討している日本企業のオープンイノベーション担当者などを対象に、DMZ内にて勉強会とネットワーキングが催された。ジェトロ・トロントの上地禅氏が「カナダのAI技術優位の源泉&その活用」と題したエコシステムの概要を説明、その後ウォータールー大学のCo-opプログラム担当者であるAaron DeFaria氏、DMZのビジネスストラテジーを務めるMichael McCarthy氏、人工知能・機械学習のプラットフォームを提供しているScale AIのMaryam Ajorloo氏の三人がゲストスピーカーとして登壇し、カナダのイノベーションエコシステムに関する理解を深めた。
また最終日の20日には、「本拠地以外でプレーする:国際市場でビジネスを展開するために」と題したパネルディスカッションに、パネリストとしてジェトロの河田美緒理事が参加し、新たな市場でのビジネス参入について、「異文化や異なる商習慣にどのように対応するかは、国によって大きく異なる。現地の支援機関が解決できる問題も多いので、ジェトロのような支援機関に相談してほしい」と会場のスタートアップに呼びかけた。
(ジェトロ・ビジネス短信より)







トロントでの開催は今年が最後

これまで5年間に渡りトロントで開催されてきた「Collision」は、トロントを中心としたテック・エコシステムに大きな影響を与え、イノベーションのための活気に満ちたハブとして評判を高め、スタートアップによるイノベーションの露出や、投資家を惹きつけるための機会を生んできた。



















