Next Music from Tokyo vol.8 – 参加バンド DALLJUB STEP CLUBインタビュー

インタビューに回答してくれた星さんとGOTOさん。
今回Next Music from Tokyo vol8に参加したDALLJUB STEP CLUB。個々が複数のプロジェクトを抱え、精力的に活動する中で迎えたカナダツアー。今回のツアー参加のきっかけや音楽活動に対するモチベーション、今後の目標などについて話を聞いてみた。
★今回『Next Music from Tokyo』に参加されたきっかけはなんですか。
僕らメンバーはそれぞれが平行して複数のバンドで活動しているのですが、以前やっていたバンドでスティーブンと出会い、長い間仲良くしていました。そして今回は突然僕らのライブに現れて「カナダに行きたいか?」と声をかけてくれました。このバンドでは海外公演の経験が無く、メンバーでも海外に行きたいと話していたので、本当に良いタイミングで呼んでいただきました。メンバー間で特に話し合いもなく即決でしたね。
★海外と日本で観客の反応は違うと思いますか。
日本でライブしている時も何名か外国人の方がいるのですが、彼らの反応はステージ後に「よかったよー!」と声掛けてくれたり、よりダイレクトな印象がありますね。日本人は直接ではなくSNS上でコメントしてくれる方が多いです。
★バンドのホームページは日英で表記されていますね。音楽を通して、英語の勉強等、海外を意識してやっていることはありますか。
クラブミュージックとか海外の音楽が好きで、曲に海外らしさを取り入れたりしてるので外国の方々がどういう反応をしてくれるのかが楽しみです。言語に関しては、一対一だと知っている単語と勢い、ジェスチャーを使いながら、なんとかコミュニケーションが出来ますが、もっと英語を喋りたいと強く感じましたね。このツアーはサポーターが強力だと聞いていたのですが、予想以上に居心地がよく、安心感があります。でも今後も僕らの活動をサポートしてくれるわけではなく、今後の活動の為にも英語は流暢に話せるように勉強していきたいと思います。

ライブ風景

メンバー間お馴染みの写真参加、森さん、BENCHさん
★平行して複数のバンドで活動されているそうですが、異なるプロジェクトを抱えることに対しての難しさやタイムマネジメントに対して気にかけていることはありますか。
4つのバンドで本メンバーとして活動しているのですが、一つに偏ったりしないために、全体的なモチベーションを確立させるまでは結構時間が掛かって大変でした。一つのプロジェクトの活動の割合が増えていくと、自然と他での活動が減っていくので、それらのバランスをとるのが難しかったですね。でも全部のプロジェクトを全力でやらないと、根本的にこれらの活動をしている意味がないので、全力でやると決めてからはプライベートは全く無くなりますが、知名度も上がってきているので楽しく活動できています。周りには普段働いて休日だけ趣味として音楽をしている人もいる中で、僕らの優先順位は音楽が常に一番なので上手く成り立っているのかなという気がします。
★困難なことを乗り越えて、夢を追いかけていくモチベーション、心持ちはいかがですか。
スティーブンとの出会いでトロントに来ることができたように、他にもたくさんの人と出会うことができるからです。後は音楽で記録を残すようなパフォーマンスをしたいと思っているので、それが僕のモチベーションになっています。
★Dalljub Step Clubの楽曲でこの曲から入るといいと思うのはなんですか。
『Future Step』、『Red bull』。動画サイトにもMVがあるので、ぜひチェックしてください。
★夢を追いかけているTORJA読者に応援メッセージをお願いします。
まず大事なのは人間関係です。出会ってきた人達との人間関係を大事にしていると、僕らの場合、今回のように夢だった海外公演も実現しています。それから実際は難しいですが、辞めないことですね。辞めずに自分が決めた道を信じていれば後々自信がついてきますし、周りが辞めていくので自分たちが残ることになります。その二つを頭に入れて頑張ってください。
DALLJUB STEP CLUB
dalljubstepclub.com
2012年にGOTO(dr/fx)、BENCH(ba/vo)、星優太(fx/vo)の3人を中心として結成。力強いベースサウンドとしなやかで自由奔放なドラムワーク、即興性と実験性に満ちたエレクトロニクスを武器にバンドシーンでの活動を開始。2013年には森心言(syn/vo)が加入し、骨太でミニマルかつドライなファンクネスに、ポップかつエモーショナルなシンセワークとボーカルが融合し、新たなフェイズを見せ始めた。
メンバー:星 優太(fx/vo)、森 心言(syn/vo)、BENCH(ba/vo)、GOTO(dr/fx)