Eye Capture #008

日本ではあまり見かけることのなかったグラフィティ。でもトロントに来てよく目にするようになりました。日本ではすぐ消される印象があったけど、トロントでは長いこと残っているように思います。それに数も多い。グラフィティについては色々と議論の余地はあるかもしれないけど、街がグラフィティを受けいれているように感じました。
今回見つけたグラフィティはBathurst駅の近くにあるDollaramaの向かいにありました。そこにはバーがありますが、そのバーの壁にこのグラフィティが描かれています。
日本人なら誰もが知っていると思うほど有名な富士山と波しぶきの絵。葛飾北斎の富嶽三十六景の21番、神奈川沖浪裏です。
ただオリジナルと違うのは荒れ狂う波に耐える船乗りとは対照的に、楽しげに跳ねている魚が描かれていること。また、右側の波しぶきと富士山の横には森が描き足されています。背景もオリジナルの暗雲垂れこめる雰囲気とは対照的に、黄色・オレンジ・赤といったポップな色が使われています。
左上にお店の名前、右下にペインターの名前らしきものがあるので、お店が日本らしい絵を描くように依頼したのでしょうか。
そう考えると、このグラフィティはお酒の海で魚が上機嫌になっている絵のように見えます。そして、背景の色の変化(黄→オレンジ→赤→薄紫→紫)は飲みすぎによってエスカレートしていくことを表しているのかもしれません。
ラフに言うと、お酒をいっぱい飲んで楽しく盛り上がろう!でも、飲みすぎには気を付けて!ということでしょうか(笑)
初めに見たときはすごくポップなグラフィティだと思ったのですが、波しぶきの形とか海の濃淡とかは意外とオリジナルに忠実なんですよね。皆さんも良ければ、ぜひオリジナルと見比べてみて下さい^^
Tsubasa
沖縄県出身。以前他国でワーキングホリデーを経験した後、自分の英語力に納得がいかず、再びワーキングホリデーを決意。数ある国の中でカナダを選んだのは、ワーキングホリデーでカナダから帰ってきた人達がきれいな英語を話しているのを見たことがきっかけ。日々英語の発音に苦戦しながら、自分が好きなデザイン・アート・音楽等のイベントを見つけてはトロントを歩き回っている。













